サラリーマンの生涯賃金を様々な角度で分析しました。大学卒、高専・短大卒、高卒、中卒など学歴別と男女別でグラフにまとめました。企業規模、転職経験あり・なしなど補足データも掲載しています。
データは平成22年。独立行政法人労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2013』より
カッコ内は転職をせずに同一企業で定年まで勤務した場合の数字。
上記表は平成22年の男女別・学歴別の平均生涯賃金の一覧です。
上記表の生涯賃金とは、新卒から定年退職までの総賃金(毎月の基本給、残業代、ボーナスなど含む)のことで、パート、アルバイトは含まれません。
また、定年時の退職金や定年後の労働収入は含まないものとします。(※退職金等を含んだ生涯賃金を知りたい方は下記補足データをご覧ください。)
カッコ内の数字は、同一企業で(一度も転職せずに定年まで)勤務した場合の生涯賃金となっています。
上記表を見ますと、男性、女性ともに学歴が高くなるにつれ、生涯賃金が高くなる傾向にあります。通常は学歴が高くなるにつれ、卒業年が遅れるために就業年数は短くなりますが、一方で、賃金水準も高いために、最終的には高学歴ほど総賃金が高くなる傾向にあります。
一方、カッコ内の数字は転職をせずに、同一企業で定年まで働いた場合の生涯賃金となります。カッコ内の数字を見ますと、男女ともに、同一企業で定年まで働いた人の方が、転職を経験した人よりも生涯賃金が高い傾向にあります。
日本では勤続年数が賃金に反映されるケースが多いため、転職を経験すると過去の勤続年数が一度リセットされます。その結果、転職を経験した人よりも、同一企業で定年まで勤務した人の方が、総賃金は高い傾向になります。
補足データとして、退職金を含んだ生涯賃金および企業規模別生涯賃金は以下のようになります。
学歴 |
生涯賃金 |
中卒 |
2億1,000万円 |
高卒 |
2億3,000万円 |
大学・大学院卒 |
3億2,000万円 |
従業員数 |
生涯賃金 |
10-99人 |
2億0,000万円 |
1,000人以上 |
2億9,000万円 |
データは平成22年。独立行政法人労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2013』より
<統計元>
独立行政法人労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2013』
<注意・免責事項>
当コンテンツは独立行政法人労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-2013』に基づき掲載しております。
また、情報に関しましては精査を しておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しては、必ず統計元をご確認ください。