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韓国沈没船事故 犠牲者3人の賠償金が初めて決定

【ソウル聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者に対する賠償・補償支給基準などを決定する賠償・補償審議委員会は15日、犠牲者3人に対する賠償額を初めて議決した。

 修学旅行中に事故に遭って死亡した檀園高校(京畿道安山市)の生徒2人と一般の乗客1人に対する賠償金は合計12億5000万ウォン(約1億4000万円)で、1人当たり平均4億1666万ウォンとなる。

 賠償金は慰謝料1億ウォンと死亡による逸失利益、遅延損害金を合わせた金額。逸失利益は年齢や職業などにより、それぞれ金額が異なる。

 審議委は死亡者の賠償金について、檀園高校生徒は約4億2000万ウォン、教師は約7億6000万ウォン、一般乗客は1億5000万ウォンから6億ウォンになるとの予想を発表していた。

 審議委は政府委員6人、判事と弁護士の各3人など計14人で、迅速な被害者救済のため、今後毎月2回以上会議を開くとした。 

 決定した賠償金は請求人が「一切異議申し立てをしない」という同意書に署名した場合、早ければ今月末にも支給される。大法院(最高裁)の判例では同意書に署名した場合、裁判上の和解と同じ効力が発生し、別途の民事訴訟での慰謝料請求はできないとしている。 

 同事故の犠牲者に対しては賠償金のほか、慰労支援金が支給されるが、この日には決定されなかった。海洋水産部は慰労支援金として、犠牲者の遺族に約3億ウォンが支給されると予想している。 

yugiri@yna.co.kr

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