先週の土曜はリゾートマンション リフォーム計画の現地調査に行ってきました。せっかくなので早めに到着し調査先の近くにある1919(大正8)年に別荘として築かれた名邸が基となる起雲閣を見てきました。起雲閣は1947(昭和22年)に旅館として生まれ変わり山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など、日本を代表する文豪たちにも愛された建物です。日本近代建築の特徴を備えており手刻みの木装飾や暖炉やガラスの採光、そしてローマ風呂といった大正時代以降のモダンな建築様式が残っています。細部にまで施された繊細かつ細やかなディテールに目を奪われます。当時の職人さんたちの技術の高さと細やかな心配りが建物を通して伝わってくる建物でした。