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米 島しょ防衛など強化で初の会議へ
5月15日 13時34分

アメリカ海兵隊は日本などアジア太平洋地域の各国の部隊の指揮官らを招いて、島しょ防衛などの作戦能力の強化を目指した会議や図上演習を来週、ハワイで初めて開催することになり、海洋進出を強める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。
これはアメリカ海兵隊が、ハワイで今月17日から5日間の日程で開くもので、日本を含む20を超える国や地域から、特に島しょ防衛や上陸作戦を担当する自衛隊や軍の指揮官など100人余りが参加します。
指揮官らは海洋の安全保障に関するシンポジウムを開いたり、図上演習を行ったりするほか、アメリカ軍の上陸作戦の演習を視察する予定です。
海兵隊の当局者はNHKの取材に対して、「今回の催しはアジア太平洋地域で上陸作戦の能力強化を目指す初めての試みで、各国との連携を強めたい」と話しています。
日本からは陸上自衛隊と海上自衛隊の幹部らが参加する予定のほか、南シナ海で中国と領有権を争うフィリピンやベトナムも参加します。さらに、台湾からも海兵隊の指揮官らが参加するということです。アメリカ海兵隊としては、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で浅瀬の埋め立てを急速に拡大させていることなどから、中国をけん制するねらいがあるものとみられます。

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