韓国の国民純資産1201兆円、77.2%は非金融資産

韓国の国民純資産1201兆円、77.2%は非金融資産

 韓国銀行と統計庁が13日に発表した「2013年国民貸借対照表」によると、韓国の国富を表す国民純資産(資産から負債を引いたもの)は13年末現在、1京1039兆2000億ウォン(現在のレートで約1201兆円、以下同じ)で、国内総生産(GDP)の約7.7倍だった。政府と企業を除いた家計と非営利団体の純資産は約6365兆ウォン(約693兆円)で、1世帯(2.61人)平均の純資産は3億3085万ウォン(約3600万円)と集計された。1人当たりでは1億2676万ウォン(約1380万円)となる。

 国民純資産は1年前に比べ371兆5000億ウォン(約40兆円)増加した。非金融資産が309兆7000億ウォン(約34兆円)増えたことに加え、経常黒字で金融資産から金融負債を引いた純金融資産も61兆8000億ウォン(約7兆円)増加した。

 ただ、対GDP比は11年以降、3年にわたり7.7倍水準にとどまっている。非金融資産が伸び悩んでいるなか、名目GDPの増加幅も鈍っているためだ。

 13年末現在の非金融資産は1京1078兆5000億ウォン(約1206兆円)に達した一方、純金融資産はマイナス39兆3000億ウォン(約4兆円)だった。

 建物、土木、設備、土地などで構成される非金融資産のうち、土地資産が5848兆ウォン(約636兆円、52.8%)、建設資産が3941兆5000億ウォン(約429兆円、35.6%)に達し、合わせて全体の88.4%を占めた。建設資産は低調だった投資が回復したことで、前年に比べ165兆ウォン(約18兆円)増加した。このほか、設備資産が648兆7000億ウォン(約71兆円、5.9%)、在庫資産が321兆6000億ウォン(約35兆円、2.9%)、知的財産生産物が273兆2000億ウォン(約30兆円、2.5%)などで、残りの資産は全体の11.6%にとどまった。

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