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たとえばNHKのような公的なマスコミまでが、ニューロ・コンピュータを「人間の脳と同じ原理ではたらくコンピュータ」としてニュースで流し、関係する官庁からは私のような人間にまで「限りなく脳に近づくコンピュータ」というアンケートが回ってくる始末で、そこには異論を唱える欄が用意されていなかった。これほどニューロ・コンピュータがムラの枠として取り扱われていることを示す事実はないであろう。存在の陰の部分である死を切り捨てることによって成り立つ群れ合いの場、それがムラである。そのムラの原理がここにも働いている。
現在のIT技術にしても、典型的に新しい世界の枠として移入され、日本経済の救世主のような取り扱いを受けている。IT技術の陰の部分は語られないが、米国では、その部分が次第に明らかになっている。それが米国でITバブルの崩壊を起こしている原因となっている。たとえばミシガン大学における調査では、コンピュータネットワークの導入が職場の創造性を低下させることを示す研究結果が出ていることである。現代社会では技術が理性と論理を飛び越えて情緒や信念に結び付く可能性が高い。しかし理性に耳を傾ける態度を捨てた破滅へ通じるこの道、これこそは「いつか来た道」ではなかったかという気がする。
(ムラ=群れ合いの場=総本部)、(ITネットワークを参照しながら創造性を高めて、ITよりは会いて~でミニ座を行い、理性と論理を適確に整えていきましょう!)(米国管理方式を創価から追放しましょう)
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