(春樹)好きな人がいると仕事も頑張れます。
(千鶴)命預かってるんだから。
患者さん以外のこと考えるのはよくない。
(久仁子)SMクラブの常連だった。
これからは私のために働きなさい。
(春樹)売り上げを優先してオペの内容を決めろっていうんですか?
(久仁子)医療の進歩に貢献するのも大学病院の役割でしょ?
(宗太郎)いいのか?悠馬に会っても。
(菜穂)会っても父親だって名乗らないで。
(宗太郎)連絡欲しいって。
早くいい父親つかまえろよ。
(千鶴)ありがとう。
(春樹)千鶴さんと一緒にいたいです。
(恵美)いつから?何回したの?
(平井)違うんだって。
もう。
単なる噂だよ。
(芹香)最低。
(平井)何で…。
(大根)ちょっちょっちょっ…。
待てよ。
2人とも。
そんなな人の噂話をぺらぺらしゃべるような人間信用すんじゃねえよ。
・春樹。
(由梨絵)助けてほしいの。
(平井)僕持ちますよ。
(千鶴)あっそう?ありがとう。
よいしょ。
えっ?
(大根)何やってんだ?バカ。
カッコつけて言うから。
んなもん。
・
(由梨絵)春樹。
(春樹)由梨絵。
いったいどうした…。
(由梨絵)春樹。
(大根)あれ?あららら。
おい。
これ誰にも言うんじゃねえぞ。
なっ?墓場まで持ってけよ。
(芹香)はい。
(恵美)お久しぶりです。
(一同)お疲れさまです。
(大根)ちょっと集合。
集まって。
(鈴木)何ですか?
(大根)いいからいいから…。
はい。
集まって。
(大根)びっくりしたよ。
(大根)さっき病棟の廊下通ったらさいきなり抱き付いてさ。
(鈴木)えっ!?大根先生に?
(大根)バカ。
俺じゃねえよ。
(茜)やるじゃない。
大根先生。
(大根)俺の話じゃないっす。
(山野辺)この前ナンパした人?
(大根)お前。
それは言うなよ。
(芹香)守田先生の話ですよ。
(大根)そうなんだよ。
(鈴木)えっ?大根先生じゃなくて?
(山野辺)違うの?
(大根)当たり前だろ。
いきなり抱き付いてんだよ。
(鈴木)ああ。
何だ。
(芹香)口が軽過ぎる。
(鈴木)大根先生じゃないんですか。
(芹香)大根先生のわけない…。
(山野辺)違うんだ。
何だそれ?
(平井)でも何か困ってるから守田先生のところに来たんでしょうね。
(谷)腹痛とかか?
(平井)だって「春樹」って抱き付いてきたんですよ。
(谷)マジで!?
(平井)それはどうなんだろう?
(宗太郎)口ばっかり動かしてんじゃねえよ。
(谷)すいません。
(谷)何で俺ばっか怒られんだよ?
(平井)ドンマイ。
(春樹)ずっと我慢してたんだ?
(由梨絵)うん…。
あっ。
ううん。
(由梨絵)そんなに痛くなかったから大丈夫かなって思ってて。
まだ別れてないんだ?ごめんね。
春樹。
押し掛けてきちゃって。
いや。
体調が悪かったら病院はいつだって…。
春樹のそばにいたいの。
えっ?
(光弘)カーディガン忘れてますよ。
(女性)すいません。
ごめんなさい。
(由梨絵)離れないで。
ずっとそばにいて。
別れなきゃって思ってる。
でもどうしていいか分からないの。
逃げられないの。
私。
気付いてあげられなくてごめん。
でももう大丈夫。
医者は人の傷を治す
体の傷。
内臓の傷
心の傷を治すことができる医者もいる
ここにいればみんな由梨絵のこと守ってくれるから。
少し眠った方がいい。
ここなら安心して眠れる。
(由梨絵)うん。
・
(涼子)はい。
お疲れさまでした。
(女性)ありがとうございました。
おやすみ。
でも逆に人を傷つけてしまうときもある
(光弘)先ほどの患者さんなんですが…。
(光弘)ちょっとすいません。
例えば誰かと恋に落ちたとき
(恵美)単刀直入に言いますね。
主人とは別れてください。
(恵美)お金なんか目当てじゃないことは分かっています。
でもね離婚するわけにはいかないんです。
(恵美)うちの病院のこともありますし。
(友子)家のためですか?
(恵美)えっ?仁志先生のことを愛してるからじゃないんですか?
(仁志)友子!
(恵美)あなた。
(仁志)大丈夫か?
(友子)大丈夫です。
放してください。
放してください。
(仁志)いや。
でも…。
(友子)仁志先生には関係ありませんから。
(友子)ご迷惑をお掛けしました。
(友子)仁志先生とはお別れしますのでご心配なく。
(仁志)友子。
(恵美)彼女…。
(恵美)妊娠してるの?
(恵美)ちゃんと説明して。
(仁志)俺の子供だ。
(恵美)ハハハ。
皮肉なものね。
私との間にはどうしてもできなかったっていうのに。
(久仁子)では後でミーティングさせてください。
(久仁子)仁志先生?
(仁志)はい?あっ…。
(宗太郎)では次に昨日腹痛を訴えて入院となりました419号室の笹岡由梨絵さんについてですが。
CTの結果慢性の炎症を伴う膵嚢胞が見られおそらく腹部を打撲したためだと思われます。
(鈴木)DVか。
(大根)こりゃまたいいネタを。
(山野辺)大根先生。
(芹香)何でもしゃべっちゃうんだ。
(平井)ホントだね。
(谷)大根先生。
しまって。
(宗太郎)谷先生!静かにしてください。
(谷)すいません。
(宗太郎)ですが笹岡さんは守田先生ご自身の紹介とのことで。
(渡辺)ごく親しい間柄ということですね?はい。
(渡辺)教授。
(久仁子)では守田先生は担当から外れてください。
分かりました。
(宗太郎)では代わりの担当ですが今担当に付けるのは…。
(宗太郎)近藤先生ですか?
(千鶴)昨日直腸がん術後の田村さんが退院されましたので。
(久仁子)では近藤先生にお願いしましょう。
はい。
よろしくお願いします。
それから昨日腰痛を訴えて入院となりました…。
(山野辺)大丈夫?
(芹香)ありがとうございます。
(大根)最近渡辺本部長あんま元気ねえよな?
(鈴木)何かあったんですかね?
(山野辺)まあ人には色々ありますからね。
(谷)大根先生。
気を付けてくださいよ。
スマホ。
・
(宗太郎)谷先生!
(谷)はい?
(宗太郎)カンファレンス中は静かに。
(谷)はい。
(大根)谷先生も気を付けてくださいよ。
(平井)ドンマイ。
(一同)失礼します。
(久仁子)そう?彼でいいの?
(久仁子)ちょっと待って。
研究費の増額の件まだなの?
(渡辺)もう少々お待ちください。
(久仁子)遅い。
(渡辺)急がせますので。
(久仁子)冗談よ。
この方がお好みかと思って。
(渡辺)恐れ入ります。
(久仁子)お願いしますよ。
(仁志)大丈夫ですか?
(渡辺)何がですか?
(仁志)あそこまで言われて黙って…。
(渡辺)あまり立ち入らない方がいい。
仁志先生にだって立ち入られたくないことはおありでしょう?
(仁志)まあ…。
(渡辺)ご心配なく。
この病院の評判を落とすようなことにはなりませんから。
(仁志)不思議ですね。
(渡辺)何がですか?
(仁志)あなたはこの病院に対しても医療そのものにも情熱が感じられません。
なのにどうしてこの病院の評判をそこまでして守ろうとしてるのか?私は常に上を目指してるんですよ。
(宗太郎)今度は俺の番か?何がです?
(宗太郎)近藤先生を傷つけるな。
別に千鶴先生を傷つけるつもりはありません。
(宗太郎)「千鶴先生」ね。
だったらあの患者と関わるのやめろ。
紹介状でも何でも書いて他の病院へ追っ払え。
今彼女を一人にはできない。
あんたのそういう態度があの人を傷つけてんだよ!やらないよ。
商売道具を壊したくないからね。
無駄にすんなよな。
えっ?せっかく俺が諦めてやったんだから。
(奈々)優しいね。
高橋先生。
(宗太郎)立ち聞きとは趣味が悪いね。
河合先生。
(奈々)声掛ければよかった?
(宗太郎)なお悪い。
(奈々)いいとこあんじゃん。
(宗太郎)実りのない恋愛はしない主義なんでね。
(奈々)あのう。
伊崎さんのことなんだけど…。
(宗太郎)そっちこそ早くVIP患者との恋を実らせろよ。
(仁志)いいですね。
炎症の数値も下がってるし。
内科の担当は…。
(芹香)市川先生です。
(芹香)奥さまの方の。
(仁志)ああ…。
(女性)さっきまでいらしたんですけどね何だか具合が悪いっておっしゃって。
そう。
あとよろしくな。
(芹香)はい。
(看護師)あれ?仁志先生。
お疲れさまです。
(仁志)あっ。
市川…。
友子先生は?
(看護師)あっ。
今日はもう早退されましたよ。
ちょっと体調が悪いからって。
何かご用ですか?いや。
いいんだ。
ありがとう。
(鈴木)駄目ですか?どうしても?すいません。
ちょっと…。
(鈴木)いやいや。
じゃあ。
(大根)本日の営業終了と。
(鈴木)あっ。
山野辺先生たちと一杯行くんですけど一緒にどうですか?
(大根)おごりなら行くよ。
(茜)私も。
(山野辺)何で僕らがおごるんですか?
(芹香)あんた男でしょ?
(平井)そんなこと言われても。
お疲れさま。
(谷)あっ。
近藤先生。
うん?
(谷)近藤先生もたまには一緒に飲みに行きませんか?ああ。
ごめん。
私今からね友達のお見舞いなの。
(谷)そうですか。
残念。
ありがとう。
また今度。
(谷)はい。
お疲れさまです。
(芹香)山野辺先生。
行きましょ。
(一同)お疲れさまです。
お疲れさま。
(谷)あっ。
携帯忘れた。
(大根)忘れ物とかしてんじゃねえよ!
(谷)すいません。
お疲れさまです。
(千鶴・春樹)お疲れさま。
じゃあお疲れ。
近藤先生。
すいませんでした。
何で謝るの?高橋先生に言われました。
近藤先生を傷つけるなって。
由梨絵のこと近藤先生が担当してくださって安心してます。
だけど近藤先生の気持ちを考えたらお願いするべきではなかったと思ってます。
ホントに…。
(大根)忘れ物…。
また来ちゃった。
(大根)かんじゃった。
忘れ物。
それでも彼女のことが心配?私のことは気にしないで正直に答えて。
今彼女を一人にはできません。
ホントに優しいね。
守田先生は。
大丈夫。
主治医としてちゃんとやるから。
だけどそういう優しさってかえって人を傷つけるよ。
お疲れさま。
(宗太郎)よく会うな。
今日は。
(奈々)ホント。
(宗太郎)ひょっとして俺の後つけてる?
(奈々)そっちこそ待ち伏せしてんじゃないの?
(宗太郎)それほど女に困ってないよ。
(奈々)こないだはありがとう。
(宗太郎)何が?真人のこと。
(宗太郎)ああ。
だから早くVIP患者を父親にしろって。
(奈々)返す。
(宗太郎)何で?
(奈々)必要ないから。
(宗太郎)あっそう。
・
(山野辺)お疲れさまです。
(芹香)お疲れさまです。
山野辺先生。
行こう。
(平井)ちょっと待って。
(山野辺)勘違いしそうだぞ。
(宗太郎)これからお迎え?
(奈々)そう。
一緒に行ってやろうか?
(奈々)えっ?いや。
真人とまたキャッチボールしてやるって約束したからさ。
(奈々)ありがとう。
何?お母さん。
今病院出るとこだけど。
そりゃありがたいけど…。
(一同)お疲れさまです。
お疲れさまです。
お疲れです。
(茜)鈴木先生。
何歌う?
(奈々)じゃあよろしくね。
うん。
(宗太郎)お母さん?
(奈々)早く用事済んだからって真人のこと迎えに行ってくれたみたい。
何かごめん。
(宗太郎)いや。
俺は別にいいけどさ。
・
(大根)おーい。
ちょっと待てよ。
なあ?おい!ボウリング…。
せっかく時間もできたし子供がいたらできないことでもしよっかなぁ。
思いっ切り買い物するとか。
フルコースのディナーに行くとか。
朝まで飲んだくれるとか。
(宗太郎)ホテル行くとか?えっ?ちょっ…。
最低。
私。
うん?傷つけてんの私の方だよね?どうかした?何でもない。
ちょっとした自己嫌悪。
私なんてしょっちゅうだよ。
うん?ごめんね。
お見舞いに来たのに。
最低だよ。
私も。
えっ?仁志先生のこと傷つけてる。
仁志先生の奥さんのことも。
友子。
昨日ね仁志先生の奥さんが病院に来たの。
家のために別れてほしいって言われた。
よいしょ。
(仁志)おう。
お疲れ。
残業ですか?お疲れさまです。
俺は疲れてないよ。
今は仕事の方がむしろほっとする。
仁志先生。
僕がやりますよ。
昨日妻が病院に来た。
えっ?すいません。
どうすれば誰も傷つけずに済むのかな?分かりません。
ちょっと分からないんだけど。
(宗太郎)何が?ここってホテル?
(宗太郎)違うだろ。
(奈々)フフッ。
だよね。
(宗太郎)何もあるわけないだろ?俺たちに。
(奈々)だよね…。
(宗太郎)その方がお互い傷つかずに済む。
(宗太郎)何もない方がいいんだよ。
(宗太郎)釣れねえな。
(奈々)釣れないね。
(友子)何もなかったことにするしかない。
友子。
そうするしかないよ。
思い出した。
うん?自分が傷つくのも人を傷つけるのも怖いっていうこと。
ホントは誰も傷つけずにいられたらいいのにね。
だけど誰も傷つけずにいたいなんてもしかしたら無理なのかもしれません。
かもしれないな。
若いころはさもっと大人になればうまくやれる。
自分も人も傷つけずにやっていけるようになるって思ってた。
だけど逆だな。
年を重ねて人との関わり合いが深くなるほど傷も多く深くなる。
それでも…。
守らなくちゃいけない人がいる。
ああ。
仁志先生が守りたい人って誰ですか?その人を大切にすべきだと思います。
そうだな。
お前はどうなんだよ?お前は誰を守りたい?近藤先生。
ちょっと仮眠してくる。
何かあったら起こしてくれ。
はい。
あっ。
(一同)アハハ!痛い痛い。
失礼します。
(女性)そうよ。
諦めることないわよ。
(和佳子)でもね…。
あっ。
近藤先生。
おはようございます。
(女性)あっ。
もう回診の時間?私も戻らなくちゃ。
(和佳子)またね。
(女性)うん。
ああー。
でもね年を取ってからの夢こそ絶対にかなえなくっちゃ。
楽しそうですね。
何のお話ですか?
(女性)ああ。
もうこの人がね「孫の顔は見られないかもしれない」なんて言うんですよ。
もう。
(和佳子)だって春樹にその気が全然ないみたいなんだもの。
(女性)ああ。
そんなことないわよ。
守田先生。
まだ若いんだからじゅうぶん可能性はあるわよ。
ねっ?先生。
フフフ。
じゃあ皆さん。
元気でね。
(和佳子)ホントにね。
早く結婚して孫の顔でも見せて安心させてほしいもんだわ。
(涼子)点滴交換しますね。
(和佳子)はい。
はい。
触診します。
(和佳子)はい。
失礼します。
(由梨絵)春樹。
うん。
(由梨絵)来てくれたんだ。
ああ。
うれしい。
(友子)お待たせ。
(仁志)具合大丈夫か?
(友子)うん。
もう。
(仁志)そうか。
よかった。
(友子)うん。
(仁志)気持ちいいな。
徹夜明けには新鮮な空気が。
ハァー。
(友子)そうだね。
おいしい空気が一番。
(聡)あっ。
友子先生は?
(看護師)ああ。
さっき電話がきて出ていかれましたけど。
(聡)電話?誰?
(看護師)さあ?知ってる?
(看護師)知らない。
(看護師)知らないです。
ったく。
どこ行ったんだ?
(友子)何?話って。
(仁志)誰も傷つけないなんて無理だよな。
(仁志)決めたんだ。
誰を守るのか。
子供産んでほしい。
妻とは別れる。
一緒になろう。
俺が君と子供を守るから。
母さんの…。
笹岡さん…。
(涼子)近藤先生。
お待たせしました。
(宗太郎)結腸右半切除を始めます。
お願いします。
(一同)よろしくお願いします。
(宗太郎)メス。
(看護師)はい。
(山野辺)鑷子とガーゼ。
(看護師)はい。
(ノック)
(涼子)失礼します。
(涼子)笹岡さん。
こんにちは。
(涼子)近藤先生。
これ。
(芹香)もう!守田先生。
聞いてくださいよ。
あの人男らしくないんです…。
(平井)これ以上言わないでよ。
(芹香)何でよ?はい。
守田で…。
由梨絵が!?いないの。
病室にも。
(涼子)見当たりません。
談話室にもトイレにも。
どこにもいないの。
(光弘)近藤先生。
さっき背の高い男性が笹岡さんの面会に来たってナースステーションで。
背の高い男性?
(光弘)はい。
エレベーターで下へ行ったとかで。
背の高い男性…。
(芹香)あっ。
守田先生。
(平井)ちょっと。
(芹香)えっ?守田先生。
・由梨絵!誰か呼んできて。
(涼子・光弘)はい。
笹岡さん。
(由梨絵)近藤先生。
その人をどこに連れていくつもり?
(貴也)ああ。
大したケガじゃないんで退院させます。
何を言ってるの?彼女の病気はそんな簡単なものじゃないの。
早めにオペしないともっと悪くなる…。
(貴也)こいつは俺の女です。
どうするかは俺が決める。
話にならない。
行きましょう。
笹岡さん。
(由梨絵)あのう。
いいんです。
近藤先生。
笹岡さん?
(由梨絵)貴也の言うとおり私ホントに何でもないんです。
春樹にも世話かけてごめんねって言っておいてください。
(貴也)行くぞ。
駄目よ。
(由梨絵)えっ?行ったらまたおんなじことになる。
近藤先生。
(貴也)放せよ。
分からないの?守田先生はあなたを守ろうとして。
(貴也)いいから放せ!痛っ。
(由梨絵)近藤先生。
(貴也)本人が退院するって言ってんだ。
ほっといてもらおうか。
待ちなさい!その手を離しなさい。
その人は私の患者です。
(貴也)チッ。
(由梨絵)貴也。
やめて!
(貴也)この…。
あっ!ああっ。
守田先生。
春樹?大丈夫ですか?私は。
(貴也)この野郎!守田先生!
(由梨絵)貴也。
やめて!
(貴也)来い。
守田先生。
(貴也)ほら。
(平井)守田先生!
(芹香)ちょっ。
誰か!誰か!
(一同)早く!やめなさい!やめなさい!
(貴也)放せよ!
(仁志)ただいま。
(恵美)おかえりなさい。
話があるんだ。
別れてほしい。
こんなことになってホントにすまない。
だけど君とはもう。
(恵美)どうして?
(恵美)別れる必要なんてないわ。
あの人も何もなかったことにするって。
なかったことにするなんて俺ができない。
これ以上彼女を傷つけたくない。
何言ってるの?最初に私のこと傷つけたのあなたの方じゃない。
(恵美)あっ。
ご飯まだでしょ?
(由梨絵)ごめんね春樹。
ごめん。
大丈夫。
由梨絵のせいじゃないよ。
(由梨絵)ホントに大丈夫?うん。
少し休んだ方がいい。
あっ。
近藤先生?
(芹香)ああ。
大丈夫?大丈夫?
(平井)ああ。
どうってことないですよ。
ごめんね。
(平井)失礼します。
(芹香)男らしい。
骨には異常ないみたいです。
うん。
ちょっといいですか?痛い…。
痛みます?ちょっとね。
参ったな。
しばらくオペできない。
笹岡さんの膵嚢胞のオペも誰かに頼まなくちゃ。
すいません。
巻き込んでしまって。
でも笹岡さんを守れてよかったよ。
いいんだよそれで。
近藤先生?・
(ドアの開く音)
(光弘)すいません。
笹岡さんが。
えっ?
(光弘)早く。
(涼子)笹岡さん。
今先生来ますからね。
由梨絵!笹岡さん?触診します。
膝立てます。
腹膜炎かもしれないな。
ラインお願いします。
(涼子)はい。
(光弘)エコー持ってきました。
ありがとう。
つぅー。
代わります。
腹腔内に液体貯留がある。
(警告音)
(光弘)脈が上がってます。
(涼子)血圧71です。
膵嚢胞がラプチャーしてる可能性がありますね。
CTの準備して。
そんな余裕ありません。
緊急オペの準備を。
そうね。
誰か他に手術できる先生。
(光弘)はい。
すいません。
今どなたか?えっ?みんな出払ってる?今研修医の方しかいないそうです。
どうします?僕がやります。
えっ!?
(光弘)でも知り合いのオペは…。
オペの準備をしてください。
(光弘)守田先生!大丈夫。
僕が責任取ります。
近藤先生。
お願いします。
分かった。
オペ室に連絡を。
心電図とって。
(光弘)はい。
(一同)ガーゼチェックお願いします。
ストレッチャー入ります。
ではこれより笹岡由梨絵さんの試験開腹術を始めます。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
メス。
(看護師)はい。
(平井)鑷子。
ガーゼ。
(看護師)はい。
鑷子。
電メス。
(看護師)はい。
はい。
(芹香)ガーゼ。
(看護師)はい。
(仁志)分かった。
とにかく俺もすぐ行くから。
(節子)祐介さん。
少しお話があります。
(仁志)すいません。
ちょっと病院でトラブルが。
(節子)患者さんに何か?
(仁志)いえ。
そういうわけじゃ。
後輩がちょっと。
(節子)あなたの子供のことです。
(仁志)えっ?
(友子)来週予約させていただきました市川と申しますけれども。
はい。
キャンセルをさせていただきたいんです。
産むことにしました私。
はい。
・どういうこと?
(聡)産むことにしたって。
えっ?何?子供できたの?
(聡)俺…。
俺のじゃないよな?誰の子だよ!友子!
(友子)ごめんなさい。
ごめんなさい!吸引。
(芹香)はい。
ガーゼ下さい。
(看護師)はい。
胃。
もっと持ち上げて。
(平井)はい。
やっぱり膵嚢胞がラプチャーしてる。
(平井)出血点が見当たりません。
(麻酔科医)血圧下がってます。
もっと奥を探って。
血腫が左に片寄ってる。
出血点は脾臓周辺。
これ以上出血すると心停止よ。
急いで。
はい。
腹壁もっと引いて。
(平井)はい。
(芹香)吸引します。
ガーゼ。
(看護師)はい。
吸引もっと奥。
(芹香)はい。
(芹香)これは…。
(平井)脾臓が裂けてる。
脾門部を遮断します。
サテンスキー。
(看護師)はい。
出血はコントロールできました。
(麻酔科医)輸血追加してください。
(看護師)分かりました。
(平井)摘出しますか?いや。
脾臓は温存。
縫合します。
(平井・芹香)えっ?患者はまだ若い。
温存がベストだ。
3−0プロリン準備して。
(看護師)はい。
(一同)ケリー。
はい。
自在鈎。
はい。
クーパー。
(看護師)はい。
これで出血点は縫合できました。
他に出血部位がないか検索しましょう。
(平井・芹香)はい。
生食。
(看護師)はい。
(節子)子供はうちで引き取りましょ。
えっ?
(節子)養子縁組をするんです。
形式上…。
まずはそうね。
主人の実家の親戚に養子として引き取ってもらって。
それからしかるべきときを見計らってあなたと恵美の子供として正式に養子縁組をするの。
(仁志)お母さん。
何言ってるんですか?
(節子)実際うちが後継ぎを欲しがっていたのは事実だしこれなら世間にも何もおかしいことはないわ。
どこからも後ろ指を指されることはない。
(仁志)いや。
僕は…。
(節子)祐介さん。
よく考えてちょうだい。
(節子)これが一番誰も傷つかないで済む方法なのよ。
あなたも。
あなたのお相手の方も。
(聡)いいよ。
(聡)産めよ。
(聡)誰の子かはもう聞かない。
だからお前も黙って産んで俺たちの子として育てるんだ。
(友子)そんな…。
(聡)他に方法ないだろ。
それ以外どうやって説明するんだ?それが一番世間的にも傷が付かなくて済む。
(聡)不妊治療…。
不妊治療中の妻が不倫して子供つくったなんてみっともなくて言えるわけないだろうが。
クーパー。
(看護師)はい。
オペ終了。
お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
(渡辺)はい。
白石久仁子先生の件で。
以前そちらにいらした。
そちらで腹腔鏡での胆摘のオペをしてますね?ああ。
そのオペです。
・あちらの方です。
(奈々)伊崎さん。
(伊崎)お久しぶりです。
(奈々)どうぞ。
その後いかがですか?
(伊崎)おかげさまですっかり。
(奈々)今日は?外来か何かですか?
(伊崎)いや。
会いに来たんです。
河合先生に。
(奈々)えっ?
(伊崎)河合先生。
(伊崎)僕と付き合ってください。
結婚を前提として。
(伊崎)僕にはこの先あなたや息子さんを養っていくだけの資金がまあじゅうぶんにある。
もちろんこの仕事を続けてもらってもかまわない。
その場合は息子さんにベビーシッターを付けることもできます。
(伊崎)返事は急がないから。
ゆっくり考えて。
(奈々)いえ!伊崎さん。
すいません。
私好きな人がいるんです。
分かりました。
(谷)高橋先生。
今日はありがとうございました。
(宗太郎)いいオペだったぞ。
(谷)ありがとうございます!
(奈々)高橋先生…。
・宗太郎。
菜穂。
悠馬?
(菜穂)呼ばないでって言ったでしょ。
(悠馬)ママ。
あの人誰?
(菜穂)悠馬の病気を治してくれるお医者さん。
(悠馬)どうして僕の名前知ってるの?
(菜穂)ママの古いお知り合いだからよ。
(宗太郎)初めまして。
(宗太郎)こっちだから。
・
(ノック)・
(ドアの開く音)・
(渡辺)失礼します。
(久仁子)遅いわよ。
ずっと電話で呼び出してたのに。
(渡辺)申し訳ございません。
重要な案件がございまして。
(久仁子)こっちの方が重要よ。
守田先生がルールを破って知り合いのオペを敢行したらしいわ。
ホントに次から次へと問題起こしてくれるわよね。
(渡辺)まったくです。
(久仁子)どうする?減俸にでもする?いや。
しばらくは泳がせておきましょう。
任せるわ。
(渡辺)はい。
(渡辺)あなたもね。
(由梨絵)春樹。
2015/05/14(木) 22:00〜22:54
関西テレビ1
<木曜劇場>医師たちの恋愛事情 #06[字][デ]【熱血ドクターが組織と対決!!】
「揺れる想い…」
斎藤工 石田ゆり子 相武紗季 平山浩行 三宅弘城 板谷由夏 伊原剛志 生瀬勝久 ほか
詳細情報
番組内容
守田春樹(斎藤工)のもとに、かつての恋人・由梨絵(小松彩夏)が助けを求めてやってきた。腹痛を訴え、春樹に抱きつく由梨絵。その光景を見てしまった近藤千鶴(石田ゆり子)は、複雑な心境だった。以前から痛みを我慢していた由梨絵は、春樹のそばにいたい、と懇願した。彼女は、暴力を振るう恋人の貴也(加藤厚成)と別れたくても、逃げることができないのだという。春樹は、ここにいればみんなが守ってくれるから、と言って
番組内容2
優しく由梨絵にほほ笑んだ。
同じころ、市川友子(板谷由夏)は、病院の屋上で仁志祐介(伊原剛志)の妻・恵美(櫻井淳子)と対峙(たいじ)していた。恵美は、金が入った封筒を差し出し、主人と別れてほしい、と友子に切り出す。そのとき、ふいに気分が悪くなり、その場にうずくまってしまう友子。物陰からふたりのようすを見守っていた仁志は、友子に駆け寄って手を貸そうとした。しかし友子は、その手を振り払うと、仁志とは
番組内容3
別れる、と言い残して立ち去ってしまう。残された仁志は、友子が自分の子を身ごもっていることを恵美に告げ…。春樹と由梨絵が近しい間柄ということで、彼女の担当医は千鶴になった。春樹を呼び出した医局長の高橋宗太郎(平山浩行)は、由梨絵に関わるのを止めろ、と忠告する。それに対して春樹は、いま由梨絵をひとりにすることはできない、と返す。宗太郎は、そういう態度が千鶴を傷つけている、と言って春樹に怒りをぶつけ…。
出演者
守田春樹: 斎藤工
近藤千鶴: 石田ゆり子
・
河合奈々: 相武紗季
高橋宗太郎: 平山浩行
大根良太: 三宅弘城
・
市川友子: 板谷由夏
・
仁志祐介: 伊原剛志
渡辺幹夫: 生瀬勝久
他
スタッフ
【脚本】
秋山竜平(『流れ星』ほか)
坂口理子(『私が恋愛できない理由』ほか)
小山正太(『ビター・ブラッド』ほか)
【プロデューサー】
中野利幸(フジテレビドラマ制作センター『ディア・シスター』『ラスト・シンデレラ』ほか)
【演出】
田中亮(フジテレビドラマ制作センター『医龍4』『ディア・シスター』ほか)
平野眞(フジテレビドラマ制作センター『HERO』『ディア・シスター』ほか)
スタッフ2
関野宗紀(『ディア・シスター』ほか)
【制作】
フジテレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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