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4連勝で日本一や!阪神・和田監督が豪語「負ける気がしない」

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4連勝で日本一や!阪神・和田監督が豪語「負ける気がしない」

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CSから一夜明け、羽田空港から帰阪する和田監督。負ける気がしないと豪語した(撮影・中島信生)  和田豪語!! クライマックスシリーズ(CS)初優勝を果たし、9年ぶりの日本シリーズ出場を決めた阪神・和田豊監督(52)が19日、羽田空港から帰阪した。巨人に敵地4連勝を飾った超ド級の追い風に「選手たちは今、負ける気がしないと思う」と自信満々。25日からの日本シリーズ(甲子園開幕)も、こりゃ楽しみや!!

 同便となった修学旅行生が、空港ロビーに焚かれた無数のストロボに目を丸くする。「えっ誰、誰!?」。今度は、口が開く。光りの中から現れたのは短期決戦の鬼、和田豊。巨人を完膚なきまでに叩きのめした名将だ。

 CS優勝を果たした前夜(18日)は、東京都内の宿舎で軽い祝勝会を選手、球団幹部、スタッフらと開いた後、自室で「1人酒や」。愛する日本酒と喜びに酔った。おそらく、深酒ではない。一夜明けた顔で分かる。もう、次のステージを見据えたファイターの目になっていた。

 「すぐやもんな」

 25日からは、9年ぶりに日本シリーズの舞台へと上がる。ソフトバンクか、日本ハムか-。対戦球団は20日に決まる。ただ、鷹でもハムでも、CSを無敗(5勝1分け)で制した猛虎の牙に、ムシャムシャと食いちぎられるだけのこと。

 「選手たちは今、負ける気がしないと思う。あしたにでもやりたいぐらいだよ」

 ファーストステージ(対広島、甲子園)は2試合で両軍合わせて1点と「守」で制し、ファイナルS(対巨人、東京ドーム)は1試合平均5点を上回る「打」で制した。奇跡的な投打のかみ合わせに、指揮官は自信を深めている。

 奇跡は起こすもの、とは誰が言ったか-。ただ信じる者だけに起きるのは間違いない。この日、胸には金色ネクタイが揺れていた。「思い出すわ。このネクタイ。念を入れてきた」。2年前のドラフト会議で身につけて、4球団競合の末、藤浪(大阪桐蔭高)を引き当てた開運アイテムに「G倒」の願いを込めていたのだ。今の和田監督は強欲。まだ、祈る。

 自身がルーキーだった1985年以来、29年ぶりの日本一へ-。まずは50年ぶりとなる本拠地・甲子園開幕の利点を味方につける。

 「それを最大限に生かしていかないといけない。ファーストステージのような守り勝つ野球になると思う。打者によって配球も変わるし、しっかりと研究していきたい」

 機中の窓の外、眼下に現れた富士山が、虎の明るい未来を指し示していた。 (栃山直樹)

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