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英保守党 経済成長の実績強調し支持広げる5月9日 0時33分
イギリスの総選挙で、与党・保守党は、財政再建を進めたことに加え、主要先進国の中でも高い経済成長を実現した実績を強調し、支持を広げました。また、保守党は、労働党が政権交代を実現させるため国の分裂を招きかねないスコットランド民族党と協力するおそれがあると有権者の危機感をあおり、この結果、安定を求めた有権者が保守党に投票したという見方も出ています。
一方の労働党は、争点の1つとなった経済政策で、保守党との違いを打ち出すことができず、最終盤で支持を伸ばすことができませんでした。
さらにこれまで労働党の牙城と言われていたスコットランドでスコットランド民族党が躍進し、ほとんどの議席を失ったことも大きな痛手となりました。
また、保守党と連立を組んでいた自由民主党は、連立政権が実施した歳出削減や増税が公約に反していると支持者離れにつながったほか、特徴のある政策を打ち出せず、惨敗となりました。
EU=ヨーロッパ連合からの離脱を訴えるイギリス独立党は、2大政党に次ぐ12%余りの得票率となりましたが、最も多い票を獲得した候補者だけが当選する小選挙区制の壁に阻まれ、改選前から議席数を減らす結果となりました。
一方、独立を巡る住民投票を主導したことをきっかけに支持が拡大したスコットランド民族党は、反緊縮や地方分権の強化など、分かりやすい政策を訴えて独立反対派をも取り込み、労働党から大半の議席を奪って大きく躍進しました。
さらにこれまで労働党の牙城と言われていたスコットランドでスコットランド民族党が躍進し、ほとんどの議席を失ったことも大きな痛手となりました。
また、保守党と連立を組んでいた自由民主党は、連立政権が実施した歳出削減や増税が公約に反していると支持者離れにつながったほか、特徴のある政策を打ち出せず、惨敗となりました。
EU=ヨーロッパ連合からの離脱を訴えるイギリス独立党は、2大政党に次ぐ12%余りの得票率となりましたが、最も多い票を獲得した候補者だけが当選する小選挙区制の壁に阻まれ、改選前から議席数を減らす結果となりました。
一方、独立を巡る住民投票を主導したことをきっかけに支持が拡大したスコットランド民族党は、反緊縮や地方分権の強化など、分かりやすい政策を訴えて独立反対派をも取り込み、労働党から大半の議席を奪って大きく躍進しました。