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次の同人誌のための六つのメモ

2012-09-30

異業種懇親会

20:13

昨日影山さんのアート関係者との飲み会に参加してきた。カオス*ラウンジについてのアートの人の話を聞いてみたかった。

特に彼らを擁護しているわけじゃないけどネット上で名前を出して炎上したりしたアーティストやコレクター、キュレーターさんたちだった。

いろいろ勉強になった。向こうにとっては当たり前のことを私たちは知らないし、こちらがなぜこんなことをしてるのか知られていなかった。

私はアート側に自浄作用と言われるものがないというのは知っていた。アート上よくあることだしそれだけをことさら責める意味がないことを。

ただ、美術の批評がインサイダー取引に見えると言ったらそういうものだからと言われてちょっと意外だった。そしてテクスト批評の知名度のなさも。

同人誌界隈のことは知られていない。オタクはあんなにひどい内容の二次創作を許容しているのになぜやぶって踏むとかトレパクするというひどい形式はだめなのか。と聞かれたが、説明したかった。

オタクは80年代以降どんな内容でも手で描いていればいいという考えが主流になった。その代わりにコピペはよくないと。

非オタクが考えているのと感情移入のレイヤーが違う。キャラではなく自由な表現の場のほうが重要だと考えている。

オタクはキャラが好きなはずだ、というのは間違ってはいないけど、ありえない貫世界的なキャラ表現もやりたければやればいいし、コラもそれで儲けない限りはやっていいと思っている。

そしてカオスラウンジに対する反発はトレパクへの反発につながり、マサオや東山翔への攻撃につながった。今は無断転載の批判をやっている。つまりはオタクには自浄作用があるし、ありすぎた。いや、カオスがいなくても空君がいたから同じ流れにはなったかもしれない。

昨日うっかり勝ち負けの話をしてしまったけど、カオスラウンジに勝ちたいというよりはキメこなや掲示板への粘着をやめてほしいので、アンチ活動が利敵行為というのは知ってはいるがせざるを得ない。

そして私以外はあんまり勝ち負けという意識もなくブラウザゲームの感覚で、本クエが進まないからマサオス見てみようとか、無断転載で面白いのがいた、とかが日常の一部になっている。今更彼らが何を言おうとやろうとこの流れは変わらないだろう。

私が言いたかったことはともかくいろいろ面白い話を聞けた。芸術家やコレクターと会うこともこんなことがなければ多分なかっただろう。

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