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福島第一1号機建屋カバー解体へ作業開始5月15日 12時45分
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東京電力は、福島第一原子力発電所1号機の廃炉に向けて、建屋に散乱しているがれきを撤去して核燃料を取り出すため、15日朝から建屋を覆うカバーの解体に向けた作業を始めました。放射性物質の飛散を防ぎながら作業を進められるかが課題になります。
福島第一原発1号機は、放射性物質の放出を抑えるため建屋全体がカバーで覆われていますが、東京電力は、建屋の上部に散乱したがれきを撤去して使用済み核燃料プールに残されている核燃料を取り出すため、カバーを解体する計画です。
解体に向けた作業は15日午前6時すぎに始まり、遠隔操作のクレーンでつり下げた筒状の装置を天井部分に空けられた穴に差し込んで、放射性物質を含む粉じんの飛散を防ぐ薬剤およそ6キロリットルをまき、午前11時すぎに15日の作業を終えました。
計画では、15日から1週間ほどかけて、天井部分の48か所の穴から薬剤をまいたうえで、1年半かけてカバーを解体し、再来年度に燃料プールからの核燃料の取り出しを始めるとしています。
1号機の建屋カバーの解体は、当初は去年7月に計画されていましたが、おととし、3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散して地元に不安が広がったことや、作業員の死亡事故の影響などで段階的に延期されていました。
東京電力は去年、試験的にカバーの一部を外した際は放射性物質は飛び散らなかったとしていて、今回の作業にあたっても放射線量などの監視を強化するとしています。
解体に向けた作業は15日午前6時すぎに始まり、遠隔操作のクレーンでつり下げた筒状の装置を天井部分に空けられた穴に差し込んで、放射性物質を含む粉じんの飛散を防ぐ薬剤およそ6キロリットルをまき、午前11時すぎに15日の作業を終えました。
計画では、15日から1週間ほどかけて、天井部分の48か所の穴から薬剤をまいたうえで、1年半かけてカバーを解体し、再来年度に燃料プールからの核燃料の取り出しを始めるとしています。
1号機の建屋カバーの解体は、当初は去年7月に計画されていましたが、おととし、3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散して地元に不安が広がったことや、作業員の死亡事故の影響などで段階的に延期されていました。
東京電力は去年、試験的にカバーの一部を外した際は放射性物質は飛び散らなかったとしていて、今回の作業にあたっても放射線量などの監視を強化するとしています。