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ドローン 男起訴「デモ以上、テロ未満」
5月15日 18時43分

ドローン 男起訴「デモ以上、テロ未満」
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総理大臣官邸の屋上で無人機の「ドローン」が見つかった事件で、官邸の業務を妨害したとして逮捕された福井県の男が15日起訴されました。男は去年の秋から各地の原発を視察したり福島県に放射性物質を含む砂を取りに行ったりするなど準備を進めていたということで、調べに対し「反原発を訴えるためにデモ以上、テロ未満の方法を考えた」などと供述しているということです。
この事件は先月22日、東京・千代田区の総理大臣官邸の屋上で、放射性物質を含む砂を入れた容器が取り付けられた小型の無人機の「ドローン」が見つかったものです。その2日後になって福井県小浜市の無職、山本泰雄被告(40)が「反原発を訴えるためにドローンを飛ばした」と福井県の小浜警察署に出頭して威力業務妨害の疑いで逮捕され、山本被告は15日起訴されました。
山本被告は自分のブログにドローンを飛ばすまでの計画を詳しく記していますが、警視庁で捜査を進めた結果、去年の10月以降に鹿児島県の川内原子力発電所など各地の原発を視察したり放射生物質を含む砂を取りに行くために福島県内を3回訪れたりしていたことが裏付けられたということです。山本被告は、こうした準備を進めたうえで、先月9日の未明に官邸から200メートルほど離れた駐車場からドローンを飛ばして官邸の中庭に着陸させ、その日のうちに発見され報道されたのを見届けたうえで、警察に出頭して注目を集めることで、混乱した状態で福井県の知事選挙を迎えさせる計画だったということです。しかし、実際は操縦に失敗したため、ドローンは官邸の屋上に落下し、発見されたのも13日後で計画どおりにはいきませんでした。
一方、反原発を訴えるためにドローンを飛ばしたことについて山本被告が「デモ以上、テロ未満の方法を考えた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。また、「自分の人生に疑問を持ち、社会に不満を持つうちに自己顕示の方法を模索していた」と供述しているということで、警視庁は不満を抱いていた山本被告が注目を集めるために反原発を主張するようになったとみています。

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