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【プロ野球】

大谷 開幕6連勝 防御率は0.86でトップ登場

2015年5月15日 紙面から

西武に勝ちタッチしてファンの声援に応える日本ハム・大谷=札幌ドームで(岩崎拓郎撮影)

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◇日本ハム2−1西武

 日本ハムの大谷が11奪三振で開幕6連勝を飾り、チームの連敗を4で止めた。復帰戦で9回途中5安打1失点と粘った。打線は8回にハーミッダの2点三塁打で均衡を破った。西武は9回に1点を返した後の1死三塁を生かせなかった。

     ◇

 剛腕が帰ってきた。4月26日のオリックス戦で右ふくらはぎがつり、緊急降板してから18日ぶりの1軍マウンド。大谷が8イニング1/3を5安打11奪三振1失点だ。「絶対に負けられない気持ちでいきました。チームが4連敗していたので勝てて本当にうれしい」。開幕から無傷の6連勝を飾り、笑顔を弾ませた。

 2試合連続で先発全員安打と好調な西武打線を封じ込めた。2回先頭の中村から4者連続三振。回を追うごとにエンジンの出力を上げ、6回2死では栗山をこの試合最速の159キロで空振り三振に仕留めた。

 今季2度目の完封が見えた9回、1死一塁で浅村に右翼への適時三塁打を浴び、連続無失点は35イニングでストップ。無念の降板となり、「素直にうれしいのと悔しい思いもある」と反省も忘れなかった。

 試合に出られない日々は心苦しかった。「マウンドに立てない、打席にも立てない中で1軍に帯同させてもらって、ふがいない気持ちでした。マウンドに立った時に貢献してやろうと思いました」。足がつらないように対策も施してきた。脱水症状を避けるために練習中、カリウムやイオン水を積極的に摂取。113球の熱投につなげた。

 規定投球回に再到達した二刀流は防御率0・86でリーグトップに再浮上。大黒柱がチームを首位へ押し上げる。 (水足丈夫)

 

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