イルカ漁:世界水族館協会 日本を批判、会員資格停止に

毎日新聞 2015年05月09日 21時03分(最終更新 05月10日 00時57分)

 世界動物園水族館協会(WAZA)が、日本動物園水族館協会(JAZA)の会員資格を停止したことが9日分かった。日本の水族館が和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを入手していることが、倫理規範に違反していると指摘している。

 ホームページによると、WAZAは満場一致で資格停止を議決。国際組織との関係悪化により、日本の動物園や水族館が希少動物の繁殖などで海外から協力を得られなくなる懸念がある。

 WAZAには50カ国以上の団体が所属。WAZAは追い込み漁で捕獲したイルカなどの入手を2年間一時停止するよう求めたが、JAZA側が提案を拒否したという。(共同)

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