前回の記事の続きです。
■前回の記事
体調が悪い時は、食べないとラクになる!【書評】断食博士のくろう話より - ミニマリストは世界を救う!
甲田 光雄先生の「断食博士のくろう話」より
食べるということは、消化・代謝(体内処理)をするわけで エネルギーを消費します。その消化・吸収のために、体、とくに内臓はたいへんな負担をしいられるわけです。
ですから、沢山食べれば食べるほど、内臓は疲弊していき 内臓の不調から、さらには病気を引き起こすことになってしまいます。
食べ過ぎて、体が急にだるくなった経験はだれもがあるでしょう。
とくに中年以降では、夕食を食べ過ぎると眠くて眠くて 起きていられないという人も少なくありません。
これも、内臓がその能力以上に負担を強いられ、脳は貧血状態となり、 それによって肝臓の働きも低下している証拠なのです。
カロリーや栄養を摂取し、健康になる、元気になるためと 思って食べているが、結果的には内臓を酷使し 病気を引き起こす原因になってしまう。 この矛盾に、みなさんぜひ目を向けていただきたいのです。
そういえば・・・ 20代の頃、食事量を減らすと、5時間くらい寝ただけで パッと目が覚めてしまうということがありました。
ダイエット中って、眠りが深いのかな?と思っていましたが 胃腸の負担を減ったので、熟睡できたいたのですね・・。
納得です。腑に落ちました。
現代の日本では一日3食が常識で一般的ですが、この常識はそれほど 古い歴史があるものではありません。
実は、昔はずっと一日二食が普通でした。 それが三食になったのは江戸時代も終わりのころです。
だいたい一日三食では、食事の回数が多すぎます。 なぜなら、胃腸を休ませる時間がないからです。
食べた物が胃腸で完全に消化・吸収されるには、腹八分の場合でも およそ四時間かかります。 一日三食で、朝食を午前七時、昼食を正午12時、夕食を午後七時にとるとしましょう。 朝食から昼食までの感覚は単純に計算して5時間 昼食から夕食までが7時間 夕食から翌日の朝食までは12時間です。
しかし、腹いっぱい食べた場合、食べた物が完全に消化・吸収されないうちに 常に次の食事をとっていることになってしまうのです。
これでは、胃腸は休む暇がありません。 結果的に食べ過ぎになってしまっています。
江戸時代以前は、ずっと一日2食だったのですね!
改めて、今の状態が不自然と思いました。
数時間置きに食べ物が入ってくるということは、消化器官は働きっぱなしの状態・・・ということは →内臓の酷使 →眠い、だるい、風邪をひきやすい等の不定愁訴 →最後には病気になる という流れだった、ということ。
腹8分目に食べても、消化吸収に4時間かかる。
しかしついつい食べ過ぎて、腹9分になったとしたら、さらに間食を食べたら・・本当に内臓は朝から寝るまで働きづくめになりますね。
自分も、間食をちょこちょこ食べてしまうので、身に覚えありですm(__)m
体のためにと思って体に良いものを食べるより
体のために食べない方が大事。
そのほうが結果的に体をいたわることになる。
元気な20代は多少食べ過ぎても平気でも、40代、50代になって優先すべきは「小食」なんだと改めて思いました。
食べ放題のケーキバイキングやランチバイキング店はいつも繁盛していますが、一時の楽しみで健康を妨げているということにも、気づくべきでしょう。
この本は、先生がわかりやすい言葉で書いてくれているので 、どこかで聞いたことがある話でも、スッと頭に入ってきます。
断食博士のくろう話―少食を守る人に天はほほ笑み、すこやかな長寿を与えてくれます (ビタミン文庫) | ||||
|
こちらの記事もどうぞ
朝食をミニマムに。朝食を減らすのが合理的な理由は? - ミニマリストは世界を救う!
【書評】「食べない生き方」より究極の安心感の話。食べないで健康なら、悩みはないだろう。 - ミニマリストは世界を救う!
役に立ちましたら、下のボタンを押してシェア又は応援していただけると嬉しいです^^