|
随筆 新 人間革命《抜粋》
「偉大なる埼玉の友へ贈る」2003年(平成15年)12月6日(土)
―― 激戦に輝け 黄金の人生 ――
―― 埼玉に広宣流布の凱歌を! ――
―― 我らが「団結城」は難攻不落 ――
多くの苦悩の友が、涙ながらに真剣に生き抜いている姿を見て、
私は断固として信仰の尊さを深く知った。
悲しみに悩み苦しんでいる幾多の人びとのために、名誉ある冠を捨てて、
私たちは決然と、真実の人間の旗を振りながら立ち上がった。
真実に生きる人生には、孤独になる時もある。
正義には、批判の嵐もある。
たとえ、深き苦悶が夜々に続いたとしても、
私は悲哀を乗り越えながら、爽やかな勝利の美しい道をつくるのだ。
私は走った。埼玉へ! 私は走った。愛する埼玉の同志のもとへ!
それは、一九九一年(平成三年)の師走の八日のことである。
あの日顕宗から「破門通告書」が送りつけられて十日。
わが創価学会が、極悪の邪宗門の鉄鎖を、奮然と断ち切った、まさにその時であった。
「魂の独立」を勝ち取って最初の記念すべき本部幹部会は、いずこで行うべきか。
私の心は、一点の曇りもなく定まっていた。
埼玉しかない! 埼玉こそ、世界広宣流布へ飛翔しゆく新たな起点とするのだ。
|
|