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宿坊の掲示板には、いろいろな意見がでていますが、池田先生の「生命論」の展開が
希薄のように感じます。
人間革命の基本は「体感・体験」による意識進化(境涯の上昇・人格の成熟)にあります。このような見方は宗教という枠組みを超えた普遍的世界を誘ってくれるものです。大聖人の仏法の本質は、いくどとなく語られてきていますが「生命の変革」です。
「変革なきところに魔の働き作用が起きてくるのです」
組織論は人間のエゴが創出する対象化された愚考です。意識が上昇してくると、自然に、自ずと調和がもたらされてくるのです。
「悪を攻める」とは対象化された世界に意識があるからです。その本質は「悪ですら
救済を求めている」という事実です。この救済ということを自身の中で体感・体験することがなければ、世法・世間の戯れ、愚考となるのです。
躍進の年は、ひとりひとりが意識進化の体感・体験をなされることを期待します。
師弟論の本質は体感・体験です。
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