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同書は、国税当局が1990~92年にかけて創価学会に税務調査に入った際、創価学会幹部の要請を受けた矢野氏が、組織の中枢、特に池田大作・名誉会長に調査が及ぶのを阻止するため、自民党の実力者や国税幹部に工作したとする内容を、自身のメモに基づいて克明に記したもの。登場人物はほとんどが実名で、創価学会のずさんな経理の実態や調査に手心を加えてもらうことを期待して、国連平和維持活動(PKO)協力法案の強行採決に手を貸したことまで暴露している。
内容が虚偽なら、これほどまでひどい名誉毀損はないが、訴訟好きの創価学会はなぜか黙殺。
山口那津男代表ら党幹部も触れたがらない。
矢野氏に工作を働き掛けた創価学会側の1人である八尋頼雄・副会長は、政界とのパイプ役として活発に動いている実力者だ。
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