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ある人が書いて発表していたものです。
少し手を加えてますが、ご参考までに。
会則新旧対比
(旧条項)
「日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊を信受し、日蓮大聖人の御書を根本として、日蓮大聖人の御遺命たる一閻浮提広宣流布を実現することを大願とする」
(新条項)
「日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、根本の法である南無妙法蓮華経を具現された三大秘法を信じ、御本尊に自行化他にわたる題目を唱え、御書根本に、各人が人間革命を成就し、日蓮大聖人の御遺命たる世界広宣流布を実現することを大願とする」
新旧条項で何が違う?
まず御本尊について
旧条項では「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊を信受し」とあったものを
新では「根本の法である南無妙法蓮華経を具現された三大秘法を信じ」と変更されています。
つまりは、従来は大石寺に安置されている大本尊を信受するとしていたものから
根本のお題目を具現化された三大秘法(本門の本尊・本門の戒壇・本門の題目)を信受すると変更をしています。
これについて、原田会長は以下の様に述べています。
『当時、宗門との僧俗和合時代に信仰実践に励んできた会員の皆さまの感情や歴史的な経緯を踏まえ、この「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」については「弘安二年の大御本尊」を指すと説明を行っていました』
つまり、第二次宗門問題当時には創価学会の中には大石寺への情もまだ強かった。だから、あえてこの「大御本尊」と書き記しておいただけだという事を言いたいのでしょう。
今回の条項改正では、信仰の根本である御本尊という事についての変更を行っています。
学会が認定した御本尊が正しい本尊である。
それ以外はダメだと。
いま創価学会が授与している御本尊は「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」を
歴代の法主が書き写したという位置づけです。
日寛師の御本尊もそういった位置づけの本尊です。
かつては、その正当性についての説明を
御本尊授与の際に発表した文書において、きちんとそう書いていますね。
また、日寛師は自著の文底秘沈抄において以下の様に述べています。
「一には富士山は是れ広宣流布の根源なるが故に。根源とは何んぞ、謂わく、本門戒壇の本尊是れなり」
つまり学会が授与している御本尊も大石寺の大御本尊を書き写しているものであるという事で正当性を保ってきたのです。
いま大誓堂に安置されている板曼荼羅は日昇師が学会に授与した常住本尊を謹刻したものですが、それについても大石寺の大本尊を書写している位置づけのものです。
これらを会則変更で、どのように意義づけたかは今のところなんら説明がない。
それって、おかしくありませんか。
御本尊は学会が認定します。ではその基準は明らかなのでしょうか。
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