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【スポーツ】<首都スポ>ローラーゲーム 次代を担う大学生・籾山2015年5月14日 紙面から
この秋に20年ぶりとなる日米対抗が予定されるローラーゲームの次代を担うスケーターが、帝京短大1年の籾山龍也(19)だ。1970年代に大ブームを起こした東京ボンバーズのメンバーだった“レジェンド”小泉博さん(57)の秘蔵っ子。女子高生スケーターの桑本真綾(16)とともに特訓中で、15日に東京ドームのローラースケートアリーナで行われる2015年ローラーゲーム・ジャパンリーグ(東京中日スポーツ・東京新聞後援)、チーム・ムラサキVS東京ボンバーズ第2戦が、籾山のデビュー戦となる可能性もある。 神奈川県海老名市で、小泉さんが貸倉庫につくった最大傾斜35度のローラーゲーム用バンク(X−DOME)がある。テレビでも大人気となった日米対抗ローラーゲームで活躍し、いまなお現役でプレーする小泉さんの秘蔵っ子、籾山がここで練習している。師弟が出会ったのは、籾山が幼稚園児だったころ。このバンクがあるところは当時、スケートボードパークで、ここで行われたローラースケート教室に、父に連れられて籾山がやってきた。 籾山は小学校3年のころにローラースケートをやめた。仲がいい友達に誘われて始めたバスケットボールにはまったのだった。伊志田高でもバスケットボール部に所属。169センチのフォワードとしてプレーした。その籾山が、再びローラースケートに戻ってきたのは昨年10月。9月末に完成したバンクを見に来て、小泉さんと再会したのがきっかけだった。 帝京短大では、柔道整復師を目指して勉強中。「バスケットをしていたときにけがが多かったので、そういう人の役に立てる仕事がしたい」という籾山は、週に1〜2回、海老名に通って、小泉さんから英才教育を受けている。「好奇心が旺盛で、順応力が高い。自分のころは1日に2、3時間の練習を毎日やっていたが、週に2、3回の練習でもどんどんうまくなっている」と小泉さん。幼いころにローラースケートをしていたので、時速40キロ以上のスピードに対する恐怖もない。籾山は「まだ、技術的に未熟ですが、早く試合に出たい。目標はやっぱり小泉さん。どんな相手にも通用する選手になりたい」と目を輝かせる。 小泉さんは、籾山をミスターローラーゲームの後継候補に指名した。「いずれ、ローラーゲームを背負っていってほしい人材」。15日に開かれるローラーゲーム第2戦で、東京ボンバーズのルーキージャマーとして追加登録され、デビューする可能性も十分にある。順調にいけば、若手選手とともに、9月に予定される日米対抗の米遠征メンバー入りも見えてくる。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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