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【師子となりて 我は一人往く 1999.5.1 桜の城62P】
狂気そのものの中傷の集中砲火のさなかにあった七九年五月三日、
本部総会が創価大学の体育館で行われた。
首脳幹部も、不安と戸惑いを隠せなっかった。
私への拍手も遠慮がちな姿が痛々しかった。いな、浅ましかった。
総会が終了し、渡り廊下を歩いていると、数人の婦人たちが、「先生!」
と叫んで、駆け寄ってきた。お子さん連れの方もいた。一目、私に合おうと、
ずっと待っていてくださったのであろう。目には涙が光っていた。
「ありがとう!お元気で!」
私は、大きく手を振り、声をかけ、全力で励ましを送った。そして、思った。
“これからこういう人たちを、本当の善良の市民を、誰が守っていくのか!
冷酷非道な法師の皮を来た畜生たちが、
民衆の上に君臨すれば、どうなってしまうのか!”
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