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師は言われた。
「広宣流布とは、万人の幸福を勝ち取る人権闘争である。
正義の闘争である。それが、学会青年の使命だ!」
十一月五日は、「男子部の日」であった。
昭和三十六年のこの日、十万人の若人が集って、あの国立競技場で、栄光と勝利の第十回男子部総会が開かれた。
これが、永遠にわたる創価勝利の淵源である。
戸田先生は、昭和二十九年、不滅の師子吼を遺言とした。
「青年よ、一人立て! 二人は必ず立たん、 三人はまた続くであろう」
そして、十万の若き指導者が立ち上がれば、
「苦悩の民衆を救いうること、火を見るよりも明らかである」と宣言されたのである。
当時、男子部員は、わずか一万人ほどに過ぎなかった。
十万人が一堂に会する大結集は、誰もが夢物語としか受け止めなかった。
しかし、私は、断固として、その達成を誓願した。
そして七年後、私は、わが師の構想を現実のものとしたのである。
国立競技場の大スタンドに掲げられた、墨痕鮮やかな「勝利」の二字は、命に焼き付いて離れない。
広宣流布とは、弟子が師に誓い、それを果たすことだ。
そして今、私が生命を注ぎ、育て上げた男子部は、史上最強の青年の大連帯となった。
この陣列がある限り、創価の連戦連勝の大行進は、果てしなく続いていくであろう。
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