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【サッカー】

ネイマール2発 バルサ逆転負けも余裕の決勝進出

2015年5月14日 紙面から

2点目のゴールを決め、(右から)メッシ、スアレスと喜ぶバルセロナのネイマール=ミュンヘンで(ロイター・共同)

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◇欧州CL<準決勝第2戦> Bミュンヘン3−2バルセロナ

 【ロンドン原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は12日、準決勝第2戦の1試合を行い、バルセロナ(スペイン)が敵地で一昨季優勝のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2−3で敗れたが、第1戦との合計5−3で4季ぶりに決勝進出を決めた。バルセロナは前半7分に失点したが、同15分と29分にネイマールが連続ゴールした。6月6日にベルリンで行われる決勝で、レアル・マドリード(スペイン)−ユベントス(イタリア)の勝者と対戦する。

 前半7分、バルセロナが先制を許した瞬間、7万人で真っ赤に染まった敵地が色めき立った。2戦合計で3−1。奇跡の大逆転劇の始まりか。危険なムードが漂った。

 だが、歴戦の勇士たちは落ち着き払っていた。8分後、メッシが中央からゴール右へスルーパス。これをオフサイドラインぎりぎりから抜け出したスアレスが横パスし、走り込んだネイマールがゴール左下隅へ突き刺した。貴重なアウェーゴール。この時点で、あと3失点までならバルセロナが勝つ状況をつくった。

 捨て身の猛反撃に出るバイエルン。しかし、バルセロナはその背後を突き、カウンター攻撃から再びスアレスのクロスをネイマールが追加点。後半に2失点し、この第2戦は落としたが、終わってみればシュート5本で2得点を奪っての余裕の決勝進出。余力を持ってかつての指揮官、グアルディオラが率いるバイエルンを下した。

 ルイスエンリケ監督は「バイエルンにリードを許し、追い込まれたが、第1戦の勝利がクッションになった。バイエルンはリスクをかけて攻めてきたが、われわれはお互いの特徴を心得て、いかにプレーすればいいか熟知している。それがバルセロナだ」と胸を張った。

 決勝進出は2010〜11年にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を3−1で下し、4度目の優勝を果たして以来。指揮官は「選手として多くの経験をしたが、監督として決勝は難しい経験になる」と気を引き締めた。

 

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