母校の放送部の活性化＆アナログ音源のアーカイブ化をすすめる『KBCルネサンス・プロジェクト』についても、私から活動内容、これまでの経緯や現状等を詳しくご説明させて頂いており、杉尾さんも応援して下さっています。
「キャスターとして報道の世界でご活躍の杉尾さんから激励やアドバイスを頂ければ、部員の皆にとって大きな刺激となるでしょう。ぜひ放送部にご指導をお願いします。」という私からのお願いに、「いいですよ！僕でよければ喜んで！」地元や母校に対して愛着をお持ちの杉尾さん、快く引き受けて下さいました。
さて、昨今の東高放送部は、新学期になってから1年生が7人も入部して活気づいています。「まさかこんなに入るとは…」予想以上の新入部員の数に最初は驚きつつも嬉しかったという3年生ですが、自分達のことに加えて、一年生をリードしていかないといけません。超少人数だった今までにはなかったことです。しかし、部長は持ち前のリーダーシップを発揮し、他の2人もそれぞれの長所を活かして率先して行動。基礎を教えてあげたり和ませたり…と楽しいムードで部活動を進めているそうです^^
NHK杯コンテストに向けて
編集作業に勤しむ3年生部員。パソコンでデジタル編集！私達はオープンリールテープだったが…時代が変わったなぁ～^^;
そんな中、プロの報道キャスター杉尾さん＆OB達によるスペシャル部活を実施。下記の内容で行いました。
1） アナウンスはモデル原稿、朗読は課題本の中からの抜粋を一人ずつ読んでアドバイスを頂く。
2） 現役部員＆OB マンツーマン指導
3） 質疑応答
4） 本日の総仕上げ・再度一人ずつ読みを披露～アドバイス
原稿読みでは、皆それぞれに気合いや緊張感がみなぎっていたようです。そりゃ、「普段テレビで見るキャスターの方に自分の読みを聞いてもらう」なんて、高校の放送部員にとって緊張しないはずがないでしょう！少し硬さもありましたが、それもまた微笑ましく見えました^^
部員達の読みにじっくりと耳を傾ける杉尾氏
緊張していた割には、全体的に上手く読めていました。一年生は入ったばかりにも関わらず、上手くまとめられていたし、3年生は基礎がしっかり備わっていて、さらに個々の良さを活かした読みが出来ていたと思います。しかし、弱点や改善すべき点など、まだまだ練習が必要な部分もあります。頂いたアドバイスを基に個人練習～部員一人ひとりにOBがマンツーマンで指導にあたりました。
「ここの部分は、もっと間をとってゆっくりと～」「発声はしっかり口を開けてお腹から！」「ただ文字を読むだけじゃダメ。文脈や言葉の意味を考えて伝えること」…等々、様々なアドバイスが。OBによる熱い指導を受けて、部員達も集中力を切らさずに練習を繰り返し、室内に声が響き渡っていました。
OB-部員のマンツーマン指導。熱い中にもほのぼのとしたムードでした^^
番組制作中の3年生は、杉尾さんに熱心に質問していました。何か良いヒントが得られたかな？
また質疑応答の時間では、3年生部員から率先して質問が上がりました。杉尾さんは、ご自身の経験やテレビ局の場合は～、アナウンサーさんなんかはこんな風で～と引き合いに出して分かりやすく話してくれていました。「上手くなりたい、という気持ちは大事だけど、これさえやれば良いってことではなく、すぐに皆上手くなれるワケじゃない。毎日の積み重ねで、自然と身に付いてくるものなんじゃないかな。あまり頭で難しく考えるよりもやってみること。」うーん。なるほど！！
そして本日の総仕上げとして再度、原稿読みを実施。どの部員も、一巡目より良くなっていました！やはりマンツーマン指導が効いたのか？！確実にレベルアップしています。打てば響く、とはまさにこんな感じなのかも☆ 部員の皆が「もっと上手くなりたい！」と一心に取り組んだ成果があらわれたのでしょう。特に、一年生はまだ伸びしろが沢山ありそうで、今後も十分に期待が持てると思います。
杉尾さんからも、「皆なかなか上手いよ。声も良く出ているし。予想以上にレベルが高くて驚いた。小さなミスなんて気にしないで、自分に自信を持って堂々とやればいいよ！」と激励を頂きました。
今回のスペシャル部活。放送部の皆にとって良い経験になったのではないでしょうか。これも一つのきっかけになってくれるといいな*^^*
部員の皆さん、文発～スペシャル部活と連日おつかれさまでした！！