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御書と青年 立正安国の旗(2010.4.29/30付 聖教新聞から引用)
断じて戦争を起こさせない
戸田先生 青年は心して政治を監視せよ
雰囲気に流される弱さを打ち破れ
名誉会長
軍国主義の嵐が吹き荒れた20世紀の日本で、「今こそ国家諫暁の時ではないか」と決然と立ち上がられたのが、牧口先生、戸田先生です。
あの時代に「立正安国」を叫び切ることは、まさに死身弘法の大闘争でした。初代、2代会長の身命を賭した獄中闘争こそ、学会の平和運動の原点です。立正安国の戦いの出発点です。
戸田先生は、権力の恐ろしさを知り抜いておられた。だからこそ「青年は心して政治を監視せよ」と訴えられたのです。
棚野
池田先生も冤罪で牢に入られました。ありとあらゆる三障四魔の難を受け切り、すべてを勝ち越えてこられました。
名誉会長
私には、創価の師弟という、金剛不壊の立正安国の柱があるからです。
ともあれ、正義は断じて勝たねばならない。勝たねば、立正安国は実現できない。
そのために、私は、巌の如き信念の、絶対に負けない青年を育てたい。
熊沢
はい。強く強く前進してまいります。
ある実験の結果を聞きました。それは、ブランド好きといわれる日本人が、もしブランドがなかったら何を基準に買い物をするかという実験です。その結果、最大の基準となったのは、「周りの人と同じものかどうか」ということでした(笑い)。
名誉会長
大勢や雰囲気に流される日本人の気質は、なかなか変わらない。
周りが右を向けば、右を向く。左を向けば、左を向く。こうした風潮は、全体主義がはびこる温床となる。
トインビー博士は、私に語られました。
「ファシズムに対する最善の防御とは、社会正義を最大限可能なかぎり確立することです」
正しいことは正しいと言い切る。自分の信念を貫く。社会の土壌を根底から変革する。平和と人権の大哲学を、一人一人の胸中に打ち立てていく。
その青年の陣列を築き上げることが、立正安国の勝利の道なのです。
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