中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

「やった!」キヨシ200勝 ベイ8年ぶりハマスタ9連勝

2015年5月14日 紙面から

監督通算200勝のウイニングボールを手に喜ぶDeNAの中畑監督=横浜スタジアムで(沢田将人撮影)

写真

◇DeNA6−3中日

 中日はDeNAに競り負け借金1。3−3の7回、2番手・田島が石川に2ランを浴びた。先発・山井も2−0の4回にロペスに2ラン、1点リードの6回にもロペスに適時打され追いつかれた。DeNAの久保は7イニング3失点で今季3勝目。

     ◇

 快進撃が止まらない。首位を走るDeNAが痛快な逆転劇を演じ、中畑監督は就任4年目で通算200勝に到達。「やった! 小さく喜ぼうね。大したことですよ、僕にしては」とピースサインで声を弾ませた。

 少々の劣勢ならひっくり返すことができる。6連敗中と苦手にしていた山井の壁も乗り越えた。土こそつけられなかったものの、2度許したリードをロペスの3打点で振り出しに戻す。そして、石川が決勝の今季1号2ラン。最後はルーキー山崎康が締めた。

 横浜スタジアムでは8年ぶりの9連勝。今季最多を塗り替え続ける貯金は8まで増えた。「メッチャうれしいッスよ!」と連呼したのは61歳の指揮官。「投手が山井でも、いけそうなムードがベンチに充満している。オレが望んでいる世界」とうなずいた。

 監督としての白星は200に届いた。球団では別当、三原、大矢、権藤の4監督に続く大台。470試合での到達は、決してホメられたペースではない。しかし、中畑監督にとっては格別な節目だ。

 球場を引き揚げる指揮官の右ポケットが小さく膨らむ。ウイニングボールだ。「みんな、(膨らみに)気づかないの? タマが3つになってるだろ!」。DeNAの快進撃とともに、キヨシ節も勢いを増していく。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ