大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)が小結逸ノ城(22=湊)を下した。立ち合いから右を差し、左でおっつけて一気の寄り。「気持ちが入った相撲だった。戦う気持ちが薄れたかなと思って、闘魂というか、闘う魂をしっかり持とうと思っていきました」と振り返った。
4日目は安美錦の変化についていけずに敗れた。逸ノ城の変化への警戒心について聞かれると「そこを考えたら、何もならないから。それが私の相撲だと思う」と答えた。あっけない負けから一夜明け、力強い圧倒的な相撲で勝ちきった。「勝ちっぷりも負けっぷりもいい相撲取りになりたいですね」と言って、支度部屋を後にした。