WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(35=ワタナベ)が13日、左ひじの遊離軟骨除去の内視鏡手術を27日に受けることを明かした。内山はこの日、同ジムのWBA世界ライトフライ級王者田口良一(28)とともにさいたま市内で、ネパール大地震義援金として200万円を日本赤十字社に寄付した。その席で「左ひじに7~8個、遊離軟骨があり、その中の1つが関節に入り込んでいるので除去します」と説明した。ボクシングでは同様の手術は珍しく、強打の内山ならではの負傷とも言える。
昨年大みそかの9度目の防衛戦前から痛みがあったが、6日に10度目の防衛を達成して手術を決断した。6日のジョムトーン戦の際には「左ひじが曲がらず、パンチのガードがしにくかった」と打ち明けた。症状は軽いため、手術後、傷口がふさがるのを待って、練習を開始するという。