40歳の「角界のレジェンド」旭天鵬が大記録に到達した。

 幕内1444回出場で魁皇(現浅香山親方)に並び史上1位となった。

 節目の日は、15歳年下の貴ノ岩を力強く寄り切って白星。「長い歴史の中で一番(になった)。感慨深い」と余韻に浸った。

 1998年初場所が新入幕で「成績がパッとしなくて正直駄目だと思ったときもあった。30歳半ばから魁皇関が目標だった」と道のりをかみしめる。北の湖理事長(元横綱)は「何十年に一人出るかどうか。なかなかできる記録ではない」と賛辞を贈った。

 西前頭14枚目と十両転落の危険も十分ある中、星を五分に戻した。次の目標は残り2場所の幕内在位100場所。41歳になる9月の秋場所での達成を目指す。