左膝のけがから強行出場している西前頭9枚目の遠藤(24=追手風)は、体重200キロの同7枚目の佐田の富士(30=境川)に押し出されて、4連敗となった。

 前日までは粘りの相撲を見せていたが、この日は圧力に踏ん張れず、あっさり後退。3秒1で敗れた。

 取組後、初めて一言も話さなかった遠藤。師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は前夜「休むか?」と問いかけると「休みません」と返ってきたという。「一番でも勝てば流れは変わる。勝つのが一番のクスリです」と愛弟子の早い初白星を願った。