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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,  07:00 PM

独創的なアイデアを生み出すための5つの方法

独創的なアイデアを生み出すための5つの方法

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PickTheBrain:もう少し自分に独創性があれば良いのに、と密かに願ったことはありませんか? 生活が変わるような道具を発明することを子どものころから夢見ているとか、あるいは、一度でいいから独創性にあふれたエッセイを書いてみたいとか。

動機はなんであれ、独創性を求める人には朗報です。あまりそうした能力が高くないと感じる人にも、独創的な頭をつくる方法はたくさんあるのです。


たとえば、公園の中を歩いたりルームランナーを利用したり、短時間の仮眠なども効果的です。ある研究によれば、仮眠することで創造力を司るとされる右脳の活動が活発化することが証明されています。

ただ、上記のことは私たちが定期的に行っているような、いたって普通のことです。これからお伝えするのは、やや普通ではない、ひょっとしたら周囲に眉をひそめられるような、自分を独創性にあふれた状態へ導くための5つの方法です。


1.自分は特別だと思う


自分を特別だと思っている人たちは、欲しいものを欲しいときに欲しがり、手に入れるためなら多少のルールを破ることも気にしません。簡単に言えば、お近づきにはなりたくない人たちです。ところが、コーネル大学とヴァンダービルト大学の心理科学者が行った研究によると、「自分は特別だ」という感覚は独創的な問題解決スキルの向上にプラスに働くそうです。

その研究では、被験者の一部の人たちには「自分が他人よりも価値がある理由」を3つ書き出させ、残りの人たちには「自分が他人よりも価値がない理由」を3つ書き出せることで、自分には価値がある、もしくは価値がないと感じるように仕向けられました。

その後、被験者に対して「クリップの新しい使い道を考え出す」とか「宇宙人を想像して絵を描く」といった、創造力を要する作業を行わせました。案の定、自分には特別な価値があると強く感じていた被験者たちのほうが、面白いアイデアや新しいアイデアを思いつきました。

要するに、自分には価値があるのだと感じていると、他者とは違った考え方や行動に至るので、より独創的な考え方ができるのです。自信過剰な嫌なヤツにはなりたくはないかもしれませんが、革新的なアイデアが必要になったときには、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。


2. 雑然とした環境


かつてアルベルト・アインシュタインは問いました。「雑然とした机が雑然とした頭脳を映す鏡であるとしたら、何も置かれていない机はなんなんだ?」と。

アインシュタインがなにかに気づいていたのは確かなようです。なぜなら、ミネソタ大学の心理科学者のKathleen Vohs氏が主導で行った研究によれば、きちんと片付いた環境は健全な食生活や寛大さなど「正しい行い」には良い影響を与えますが、その一方で雑然とした環境にいると新しいアイデアを考える力や独創性が伸びるとのことです。

ある実験では、整頓された環境と雑然とした環境のどちらかに被験者を置いて、卓球のボールの新しい使い方を考えてもらいました。考えついたアイデアの数は同じでしたが、厳正に審査した結果、雑然とした部屋に入れられた被験者のアイデアの方が面白く、独創的なものでした。ですから、独創的なアイデアが必要なときは、身の回りの整頓はやめてみましょう。


3. 退屈


退屈が好きな人はいませんし、ほとんどの人はどうにか退屈しないように努力するものです。しかし、起きている間ずっと退屈しないようにとさまざまな予定を詰め込んでしまっては、革新的なアイデアが生まれる可能性は低くなります。

セントラル・ランカシャー大学の心理学教授のSandi Mann博士が行った研究では、使い捨てカップの新しい使い方を被験者に考えさせ、そのうちの何人かには、事前に電話帳の番号を書き写すという間違いなく退屈に感じる作業をさせました。

お察しのとおり、先に退屈していた被験者の方が、使い捨てカップの斬新な使い方を思いついたのです。別の実験では、被験者にひたすら電話番号を読ませました。結果として、そのグループの方が番号を書き写した被験者よりもさらに斬新で独創性的なアイデアを生み出しました。

したがって、大切なのは退屈を恐れずに、退屈な状態から最高の結果を導き出すべきだということです。頭をあまり使わず、空想をめぐらすことができるような退屈な時間を意図的につくりましょう。


4. 疲労


長い1日の終わりには、とても独創的になどなれない、と思われるかもしれませんが、研究によると、私たちは疲れているときにもっとも独創的になるそうです。朝のすっきりしないような状態でも、夕方の疲れでもそれは変わりません。

アルビオン大学の心理学准教授、Mareike Wieth氏による研究では、学生を朝型と夜型の2つのグループに分け、さまざまなテストを行いました。テストは、夜型の学生にまだ疲れが残っているであろう午前8時30分と、朝型の学生のエネルギーレベルが低下し始めるであろう午後4時に行われました。

分析力が必要な問題の場合、テストが何時に行われようと影響は少なかったのですが、独創性が必要な問題となると、被験者全員が疲れているときのほうが良い結果を出したのです。

なぜでしょうか。明白なことですが、疲れていると脳は集中の邪魔になるものを効率的に遮断できなくなり、アイデアやコンセプト同士のつながりを忘れやすくなります。よくないことのように聞こえますが、独創性とは言うなれば新しいつながりを見つけることであり、新しい考え方を受け入れることです。ですから、実は独創的に考えるには疲労がもってこいなのです。


5. 騒音


仕事をするときは、集中をあまり邪魔しないような静かな場所を探します。しかし、細部を重視しなければならないタスクに臨む場合は静寂がいちばんなのですが、独創性が必要な場合は少しうるさいほうがいいのです。

イリノイ大学の研究者が行った調査では、4つのグループの人々が50デシベル、70デシベル、85デシベルの騒音と、まったくの無音という状態でそれぞれ独創性を測るテストを受けたところ、中程度の騒音(70デシベル)でテストを受けた被験者が一番良い成績を収めました。

つまり、疲労と同様に、程よい騒音に集中を邪魔されて通常の思考パターンから逸れるため、新しいアイデアを見つけられるようになるのです。ですから、ブレーンストーミング中には大音量で音楽とはいかないまでも、混み合っているカフェと同程度の雑音はちょうど良いかもしれません。


5 Unpopular Things that Can Make You More Creative|PickTheBrain

Marianne Stenger(訳:コニャック
Photo by shutterstock.

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