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ロバート・キーガン米ハーバード大学教授
大人の知性は、3つの段階を踏んで成長していきます
1、「環境順応型知性」:順応主義で、指示待ちの段階です。チームプレーには向いています。
2、「自己主導型知性」:課題を設定でき、導き方を学び、自分なりの価値観や視点で方向性を考えられ、自律的に行動できる。自分の価値観に基づいて自戒し、自分を管理します。
3、「自己変容型知性」:学ぶことによって導くリーダーで、問題発見を志向し、あらゆるシステムや秩序というものが断片的、あるいは不完全なものであると深く理解しています。1つの価値観だけでなく、複数の視点や矛盾を受け入れられる段階です。
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組織が変わらない原因として「知性」の欠如をあげられています
どこの組織も一番多いのが「環境順応型知性」
組織としては都合がよく、決められたことには忠実に従うが、それ以上のものを生み出せない
所謂「思考停止」を意味する
これが成長すると、「自己主導型知性」になり、自分の頭で考えられるようになる
そしてさらに成長すると、「自己変容型知性」になり、この段階になると、あらゆる価値観を受け入れ、そこから問題点を見出し、改善できるようになる。
3段階目の「自己変容型知性」の人間を増やさないと、組織を変革することはできない
そしてここに行き着く人は稀である
学会も幹部が「環境順応型知性」だと、改革の邪魔をする存在となる
上が決めた方針には従うが、下からの意見には耳を貸さない
組織に意見をする人や、問題点を指摘する人は、3段階目の「自己変容型知性」に属する
こういう人を異端、問題児扱いしているようでは、改革どころではない
知性の段階が違う人間とは、話が噛み合わず、分かり合うことは難しい
これらの知性の基準に照らし合わせて、一人ひとりを見ていくと、なにかヒントを得られるかもしれません
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