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「間に合うはずだった」…韓国の軍事訓練で旅客機遅延、乗り継げず日航など乗客に損害賠償 大阪地裁
旅客機の出発が遅れた際、乗り継ぎ便に間に合うと何度も説明されたのに実際は間に合わず、中国での結婚式に出席できなかったとして、大阪府内の男性2人が日本航空(JAL)と中国国際航空(CA)に運賃など計約150万円の損害賠償を求めた訴訟があり、両社が2人に解決金計30万円を支払う内容で大阪地裁(向井敬二裁判官)で和解したことが14日、分かった。
訴状や原告の代理人弁護士によると、2人は平成24年6月、中国での知人の結婚式に出席するため、CA便で関西国際空港から北京空港経由で西安空港に向かうチケットを購入。搭乗当日に関空に行くと、韓国上空での軍事演習の影響で出発便が2時間遅れ、北京での乗り継ぎ時間が30分しかなくなることが判明した。
2人はCAの業務を受託するJALの窓口担当者らに乗り継ぎが可能か質問し、繰り返し「間に合う」と説明されたため搭乗したが、北京到着時には西安行きの便がすでに出発。2人は別の便で西安に行こうとしたが満席で席が取れず、翌日の便で向かったものの結婚式に間に合わなかったという。
2人は訴訟で、適切な説明を受けていれば西安に行く別の方法を検討したと主張。JAL側はCA側に確認した結果をそのまま回答したと反論し、CA側も争う姿勢を示していた。
解決金はJALが1万円、CAが29万円を負担する。和解について、JALは「賠償責任がないと確認されたため、見舞い金として1万円を払うことにした」と説明。CAは「コメントできない」としている。
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