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明治日本の産業革命遺産 中国も登録に反対
5月14日 22時34分

世界文化遺産への登録がふさわしいと勧告された「明治日本の産業革命遺産」について、中国外務省の報道官は14日、「中国は韓国とともに重大な関心を持っており世界遺産への登録に反対する」と述べ、明確に反対する立場を示しました。
ユネスコの諮問機関イコモスが世界遺産への登録がふさわしいと勧告した「明治日本の産業革命遺産」は、ことし7月にドイツで開かれるユネスコの世界遺産委員会で審査が行われます。
ただ、世界遺産への登録を巡っては、韓国が「朝鮮半島の人々が強制徴用された場所が含まれており、世界遺産の理念にはあわない」などとして反対しています。
これについて中国外務省の華春瑩報道官は14日の定例の記者会見で、「この遺跡の多くで中国や朝鮮半島などからの労働者が強制的に働かされていた」としたうえで、「中国は韓国とともに重大な関心を持っており、世界遺産への登録に反対する」と述べ、明確に反対の立場を示しました。
さらに華報道官は世界遺産委員会に対しても「責任ある方法で問題を処理するよう求める」と述べています。
中国としては今後、韓国と足並みをそろえて、日本や国際社会に対して、歴史問題とからめて世界遺産の登録に反対する姿勢をアピールしていくものとみられます。

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