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「経済格差は依然深刻」中国が報告書
5月13日 20時19分

中国で、収入が全国で上位20%に入る家庭の年収の平均は、下位20%の家庭の年収の平均のおよそ19倍になっているという報告書がまとまり、依然として深刻な経済格差がある実態が浮き彫りになりました。
中国で保健行政を担当する国家衛生計画出産委員会は13日、北京で記者会見を開き、全国の家庭の年収などを調査した報告書を発表しました。報告書によりますと、収入が全国で上位20%に入る家庭の年収の平均は18万9500人民元(日本円でおよそ365万円)であるのに対して、下位20%の家庭の年収の平均は9700人民元(日本円でおよそ19万円)となっています。上位の年収の平均は下位の年収の平均のおよそ19倍となっています。
また、都市部の年収の平均は農村部の年収の平均の1.8倍になっているとしていて、依然として深刻な経済格差がある実態が浮き彫りになりました。
国家衛生計画出産委員会の王海東家庭局長は「中国は発展途上の国であり、急速な発展に伴い、こうした格差が生じている。中国政府は、大きすぎる格差をなくし、ともに豊かになれるよう努力している」と述べ、格差の改善が必要だという認識を示しました。

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