大阪・不発弾:9日午前8時から撤去作業

毎日新聞 2015年05月07日 18時24分(最終更新 05月09日 11時39分)

南海電鉄難波駅近くの工事現場で見つかった不発弾=大阪市提供
南海電鉄難波駅近くの工事現場で見つかった不発弾=大阪市提供

 ◇南海難波駅も影響 約200本が運休

 大阪市浪速区日本橋西1のマンション新築現場で見つかった不発弾の撤去作業が9日午前8時から行われる。作業中は現場から半径300メートル以内が立ち入り禁止区域となる。南海難波駅も一部が含まれるため構内への立ち入りを制限。同駅発着の約200本が運休し、約7万人に影響が出る見通し。

 運休は南海本線の難波−住ノ江間、高野線の難波−堺東間で午前7時半から昼ごろまでを予定。JR西日本などで振り替え輸送を実施する。特急のラピートやサザン、こうや、りんかんも運転を取りやめる。商業施設のなんばパークスとなんばCITY南館は午後1時から営業する。

 不発弾は米国製の1トン爆弾(長さ1・8メートル、直径60センチ)で、太平洋戦争中に米軍機が投下したとみられる。陸上自衛隊桂駐屯地(京都市)の不発弾処理隊が作業を担当する。大阪市は約1600世帯の住民約2200人に対し、近くの小学校2校に避難するよう呼び掛ける。【戸上文恵】

最新写真特集