2013年11月16日15時00分
■「大部屋」のヒーロー登場
松竹と角川春樹事務所提携の映画を、東映の撮影所で撮る――。映画会社をまたぐ、掟(おきて)破りの映画作りは、深作欣二監督のある執着から実現した。
角川が構想したこの映画はまず東映の岡田茂社長(当時)の元に持ち込まれる。しかし、「『階段落ち』なんて当たらん」のひと言で門前払い。蒲田撮影所ゆかりの松竹と手を組むことに。ここで、「撮影は、東映京都じゃないと撮れん」と一歩も譲らなかったのが深作監督だった。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!