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ネパールでM7.3の地震 死傷者も5月12日 21時16分
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先月、大きな地震があったネパールで、日本時間の12日夕方、再びマグニチュード7.3の大きな地震があり、ネパールではこれまでに42人が死亡したほか、隣国のインドや中国でも合わせて18人が死亡するなど、被害が広がっています。
アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の12日午後4時5分ごろ、ネパール東部で、マグニチュード7.3の地震がありました。
震源は、首都カトマンズから東に76キロ付近で、震源の深さは15キロとみられ、現地では、その後も余震とみられる地震が相次いでいます。
今回の地震で、カトマンズなど広い範囲で新たに建物などが崩れ、ネパール内務省によりますと、震源に近いドラカ郡や先月の大地震で大きな被害が出たカトマンズ北東のシンドゥパルチョク郡などでこれまでに42人が死亡し、1100人以上がけがをしたということです。
ネパール内務省は、これらの地域に医療チームを乗せたヘリコプターを派遣するなど、救援活動を急いでいます。
カトマンズの日本大使館によりますと、先月の地震のあと、日本から多くの支援団体がネパールに入っているため、今回の地震で日本人が被害に遭っていないか確認を急いでいますが、これまでのところ、日本人がけがなどをしたという情報は入っていないということです。
今回の地震の被害は周辺国にも拡大していて、インド政府によりますとインド東部などで17人が死亡したということです。
また、中国の華僑向けの通信社、「中国新聞社」は、ネパールとの国境にあるチベット自治区で土砂崩れが起き道路を走っていた車が巻き込まれ、女性1人が死亡したと伝えています。
震源は、首都カトマンズから東に76キロ付近で、震源の深さは15キロとみられ、現地では、その後も余震とみられる地震が相次いでいます。
今回の地震で、カトマンズなど広い範囲で新たに建物などが崩れ、ネパール内務省によりますと、震源に近いドラカ郡や先月の大地震で大きな被害が出たカトマンズ北東のシンドゥパルチョク郡などでこれまでに42人が死亡し、1100人以上がけがをしたということです。
ネパール内務省は、これらの地域に医療チームを乗せたヘリコプターを派遣するなど、救援活動を急いでいます。
カトマンズの日本大使館によりますと、先月の地震のあと、日本から多くの支援団体がネパールに入っているため、今回の地震で日本人が被害に遭っていないか確認を急いでいますが、これまでのところ、日本人がけがなどをしたという情報は入っていないということです。
今回の地震の被害は周辺国にも拡大していて、インド政府によりますとインド東部などで17人が死亡したということです。
また、中国の華僑向けの通信社、「中国新聞社」は、ネパールとの国境にあるチベット自治区で土砂崩れが起き道路を走っていた車が巻き込まれ、女性1人が死亡したと伝えています。
壁に亀裂入った病院が崩壊
カトマンズ在住の日本人女性のウプレティ美樹さんは、「私は友人の家にいて、揺れが始まると、地鳴りのような音がした。かなり激しい横揺れだった。先月25日の地震よりも揺れている時間は短かったような気がした。ただ、先月の地震ですでに壁に亀裂が入るなどしていた市内の病院が今回の余震でぐしゃっとつぶれるように崩壊した」と話しています。
サクーでも建物崩れる
カトマンズに住む堀口友子さんはNHKの電話取材に、「カトマンズ郊外にあるサクーという町から山間部に入った村に支援活動に入っていたが、強い揺れがあり、サクーを見下ろすと土ぼこりが上がっていた。町に降りてみると町の入り口にあった建物などこれまで建っていたビルが新たに崩れていた。軍の人たちが担架を持って行き来する姿が見える」と話しています。
サクーはカトマンズの東にある町で、先月25日の大地震で多くの建物が倒壊するなど大きな被害が出ていました。
サクーはカトマンズの東にある町で、先月25日の大地震で多くの建物が倒壊するなど大きな被害が出ていました。
先月の地震の最も大規模な余震か
気象庁によりますと今回の地震は、ネパールで先月25日にマグニチュード7.8の地震が起きて以降、最も規模の大きい余震だとみられるということです。