蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事
【競馬・ボート・競輪】[ボート]あすから津ボート「GIつつじ賞王座決定戦」2015年5月11日 紙面から
津ボートの開設63周年記念「GIつつじ賞王座決定戦」が12〜17日まで開催される。今回はエース井口や津と相性抜群の松井が不在でV戦線は混戦。直前の津・パール賞を走った地元5選手が、しっかりエンジンを見てきただけにV戦線を有利に運びそうだ。ただ、新田雄史と西川昌希はパール賞でFに沈んだ。2人に代わってつつじ賞は坂口周、東本勝利、安達裕樹が地元代表としてV取りの先陣を切る。3人のシリーズにかける意気込みをインタビューした。 ◆安達、そろそろ結果出す−−いよいよ地元の大一番、63周年記念が始まります。つつじ賞には、みなさん思い入れがあると思います。 坂口「地元の周年と言えば、安達が優勝(2009年)して半分おめでとうという気持ちと半分、面白ないなという気持ちになった思い出が一番ですね」 東本「打ち上げで飲みに行った時に、坂口さん『悔しい』って言ってましたね。僕は100%うれしかったですよ」 坂口「今だから言えるけど、安達が取って雄史(新田)が取ったから、自分も住之江(10年、周年記念)で取れた。いい刺激になったし、安達がいい流れを作ってくれたという気がしますね」 安達「いつも頑張ろうと走ってたけど、あの時(09年)は、前検からエンジンが出てて、それを最後までキープできて、たまたま結果が出たという感じ。でも、あれからだいぶ経ったけど、最近は結果が出てないので、そろそろ結果を出したいなと思ってます」 ◆東本、流れはいいと思う−−東本さんは昨年の周年が惜しかったですね。 東本「昨年は周年の前のゴールデンウイークで優勝できて、流れが良かったんですが、周年でも引いたエンジンが、優勝した時よりも出たんで、ハナから気合入ってました。優勝戦の仕上がりも良かったんですが、追い風が吹いてきて一人で飛んでしまいましたね。転覆艇も出たんで、何もレースをした記憶がないですね。ことしもゴールデンウイークはペラをいつもの津と違う形に叩いて正解が出たので、周年でも調整が分かっている同じエンジンを引きたいですね」 −−安達さんも尼崎のクラシックでは準優出してリズムはいいですね。 安達「ゴールデンウイークは僕もまずまず出てました。何も違ったことはしてないですけど、最近はペラの調子がいいです」 東本「僕も昨年から流れはいいと思うんです。(GIを取る)前から思ってるけど、意識しすぎると僕はいいことがないです。取りたい気持ちはいつも持ってます」 坂口「僕は昔から出るから、エンジン出しは多分体形だと思ってます。僕は特別整備するわけでも、ペラがうまいわけでもないですからね。持って生まれたスッとした体形です。親に感謝です」 ◆坂口、親に元気届けたい−−ことしは松井、太田選手といった津を得意にする大阪勢や地元の井口選手が不在。3人にも大いに優勝のチャンスがあります。 坂口「1年に1回しかない地元の記念。これまでは井口に任せておけばええわというのがあったんですが、ことしはいないし自分も頑張りたい。実は親に病気が見つかったんで、僕が頑張ってる姿を見せたいなと思ってるんです。僕が1等取れば元気も出ると思う。そういうのもあって最近はちょっと気合入ってる。もう1回、優勝したところを見せたいですね。できたら、僕の同期で熊本英一が優勝した68号機を引きたいですね。すごかったらしいですから」 東本「普段のレースよりもお客さんも多いし、1本でも多く舟券に絡めればという気持ちです」 安達「せっかくなんで(優勝を)狙っていきます」 坂口「減量も含め、モチベーションも含め妥協せんようにやりたいですね。ええ感じに減量はできてるんで大丈夫だと思います。安達君がどれだけ減らしてくるか知りませんけど(笑)。」 −−パール賞を終えて、すぐに周年が始まりますが、リフレッシュ方法は。 東本「家庭菜園ですね。パール賞の前に僕は土をアルカリ性にしてきたんで、堆肥まいて芋を入れる状態にしようと思います。畑をいじってるときが一番癒やされますね。それとジムでリフレッシュです」 安達「バイクですね。ハーレーで流したり、ツーリング行くのが好きです」 坂口「僕も安達君と同じでバイクですね。でも正直に言うと、リフレッシュしに松阪の競輪いってると思います。知り合いも出ますし、応援がてらモチベーションもらいに行ってきます」 ▼安達裕樹(あだち・ゆうき) 1983(昭和58年)2月12日生まれ、32歳。166センチ、55キロ。92期生。03年5月津でデビュー。初優勝は07年5月津。GI初優勝は09年12月津周年記念。通算優勝は22回。 ▼坂口 周(さかぐち・めぐる) 1977(昭和52年)12月17日生まれ、37歳。169センチ、50キロ。83期生。98年11月津でデビュー。初優勝は00年1月津。GI初優勝は10年2月住之江周年。通算優勝は38回。 ▼東本勝利(ひがしもと・かつとし) 1980(昭和55年)1月12日生まれ、35歳。167センチ、53キロ。86期生。00年5月津でデビュー。初優勝は06年6月下関。GI優出は4回あるが、昨年の62周年では優勝戦4着。通算優勝は20回。 ◆総展望 DR1号艇・池田&菊地が大本命 桐生&茅原ターンスピードで勝負昨年を含め過去6回の津周年Vを誇る王者・松井繁は開催が重なるまるがめ周年への出場となり、2007、11、13年大会を制している地元エース・井口はF休み中。相撲に例えるならことしのつつじ場所は両横綱不在。とはいえスター&精鋭レーサーが集結するシリーズに変わりはなく、V争い激化で例年以上に注目度は高い。 初日のつつじドリーム戦1号艇で登場する池田浩二が一歩リードか。直前のホームとこなめのゴールデンウイーク戦で準完全Vを飾り、上げ潮ムードで参戦する。津は09年東海地区選でGI優勝実績もある。華麗かつ俊敏なターンで序盤から突っ走る。 昨年のMVP菊地孝平が黙ってはいない。多摩川、大村の両周年で連続優出したものの、とこなめ周年、地元浜名湖ゴールデンウイーク戦は機パワー劣勢で苦戦を強いられた。その悔しさを今シリーズ、天性のS力を武器に一気に晴らしたい。 山崎智也は2月住之江周年、4月とこなめ周年と、ことしGIで2回の優勝。昨年GIで5回の優勝をマークしたGIハンターの勝負強さに変化なし。コース不問の自在戦法でV争いに加わる。 積極的に握っていける水面でターンスピード力を見せつけたいのが桐生順平、茅原悠紀。桐生は3月尼崎クラシックで、茅原は昨年末の平和島グランプリでSGウイナーの仲間入りを果たした。ボート界に新たな流れを生み出している走りは見逃せない。 4月児島のGIマスターズチャンピオンで完全Vを達成したベテランの今村豊、4月大村周年で12年11月とこなめ周年以来となるGI優勝を決めた原田幸哉の2人はその後も好調が続く。 井口に代わって地元主軸となる新田雄史は直前のゴールデンウイーク戦を非常識なFで戦線離脱。そのことを忘れさせるような活躍に期待したい。 残るダブルドリーム組の今垣光太郎、辻栄蔵、篠崎元志、石野貴之も実力、実績とも申し分なし。丸岡正典、平尾崇典、寺田祥、山口剛、吉田俊彦らSG、記念戦線でおなじみのメンバーもシリーズリーダーにおどり出る力を十分に持っている。 ◆イベント☆情報▽12日=選手紹介&つつじドリーム戦出場選手インタビュー(午前9時25分〜、ツッキードーム)、つつじドリーム戦出場選手サイン入りツッキーぬいぐるみ抽選会(第6R発売時から2階展示スペース前、当日の出走前舟券1000円以上提示の先着100人が参加できる)、野中和夫元選手トークショー(午後2時半〜、ツッキードーム) ▽13日=ツッキードリーム戦出場選手インタビュー(第6R発売中、ツッキードーム)、ツッキードリーム戦出場選手サイン入りツッキーぬいぐるみ抽選会(第8R発売時から2階展示スペース前、当日の出走前舟券1000円以上提示の先着100人が参加できる) ▽14日=井口佳典選手トークショー(第6、9R発売中、ツッキードーム) ▽16日=ものまねタレントみかんLIVE(第6、9R発売中、ツッキードーム) ▽17日=優勝戦出場選手インタビュー(第6R発売中、ツッキードーム)、2015年ミス・ユニバース三重代表トークショー&撮影会(第7R発売中、1階エントランスホール)、優勝戦出場選手サイン入りツッキーぬいぐるみ抽選会(第8R発売時から2階展示スペース前、当日の出走前舟券1000円以上提示の先着100人が参加できる)、優勝選手表彰(優勝戦終了後、ツッキードーム) ◆BSフジで優勝戦 中継BSフジで毎週日曜日午後4時から放送している「BOAT RACEライブ 〜勝利へのターン〜」では、17日に津「GI開設63周年記念 つつじ賞王座決定戦」の最終日12R優勝戦と、まるがめ「GI開設63周年記念 京極賞」の2日目4Rを中継する。司会は島崎和歌子、堂前英男。ゲストは平成ノブシコブシの徳井健太と、元モーニング娘。の久住小春。 ◆レジャーも盛りだくさん!さぁレッ津ゴー!!新緑がまぶしく、風や日差しが気持ちよい季節になった。海、山の豊かな自然に恵まれ、三重県の産業や文化の中心地である津市には、魅力的なレジャースポットが盛りだくさんだ。この時期お薦めのスポットやイベントを紹介した。
猪の倉温泉しらさぎ苑緑豊かな露天風呂 保湿◎「美肌の湯」津ボートから西へ約22キロ先に青山高原ふもとの日帰り温泉施設「猪の倉温泉しらさぎ苑」。 広い敷地内には、ヤギとウサギのいるミニ動物園や釣り堀のほか、グラウンドゴルフ場、バーベキュー場、宿泊施設まで。子ども連れも遊びながらのんびりできる。 泉質は、天然の保湿成分と呼ばれるメタケイ酸を含むアルカリ性単純泉で「美肌の湯」といわれる。緑豊かな青山高原を間近に見ながら入る露天風呂は格別だ。 入浴は中学生以上700円、小学生以下300円、3歳以下無料、午前10時〜午後8時半受付、木曜定休。近鉄・榊原温泉口駅から毎時7分と37分に無料送迎バスが出ている。(電)059(262)4126
平治煎餅(せんべい)本店優しく溶ける ふわふわワッフル津観音の門前にある平治煎餅本店は、創業100余年の老舗。地元の悲しい親孝行の昔話に出てくるキーワードの笠をかたどって焼いた看板商品「平治煎餅」のほか、さまざまな焼き菓子を作っている。 中でも評判なのがワッフルだ。ふわふわの生地が口の中で優しく溶け、リピーターが多いのもうなずける。中身のクリームは、一番人気の「カスタードクリーム」ほか、生クリームと小豆あんを混ぜた「生あん」「キウイ」など8種類あり、1つ129円。 午前9時〜午後6時営業、水曜定休。(電)059(225)3212
潮干狩り遠浅の香良洲海岸アサリなど無料で「ボートレース津」から少し南へ下ると、伊勢湾に面し、雲出(くもづ)川と雲出古川に区切られたデルタ地帯の香良洲(からす)町へ。海岸沿いに砂防の松が植えられ、白砂青松の地として隠れた人気スポットだ。 約2キロにわたる遠浅の香良洲海岸は、夏は海水浴場としても人気だが、この時期のお楽しみは、潮干狩り。量は少ないが、アサリやバカ貝、マテ貝などが捕れる。自然のままの貝を採取するため、料金は無料。潮干狩りが楽しめる時間帯は、干潮時間の前後1〜2時間。5月中旬は、干潮が午前10時台から午後3時台に当たる16日から23日までが好適日とされる。 海岸南部には、老松の景観美が楽しめ、遊歩道やあずまや、遊具が整備された香良洲公園がある。海岸の北部には海の家が1軒あり、こちらを利用する場合は、利用料金大人500円、3歳以上小学生以下300円が必要。近くには無料のキャンプ場(要予約)も。 香良洲海岸へは、津駅から同公園行きのバスで約35分で終点下車。マイカーは伊勢道・久居ICから約10キロ。問い合わせ・キャンプ場の予約は、津市香良洲総合支所地域振興課(電)059(292)4308。
津観音触れるとイイこと…「撫で石」が人気です日本三観音の一つ「津観音」。正式名を「恵日山観音寺大宝院」といい、西暦709(和銅2)年開基と伝わる古刹(こさつ)だ。 関ケ原の戦いで焼失したが、その後、江戸時代に再建された境内では1790(寛政2)年に国学者・本居宣長を迎えて盛大に歌会を催したり、芝居などを昭和初期まで開いたりしていたと伝わる。また、第2次世界大戦の戦火によって41棟あった大伽藍(がらん)は再び焼失したが、その後、少しずつ再建され、現在に至るまで、人々の心のよりどころとして、親しまれ続けている。 触れると、自分の身体の悪いところが良くなると言い伝えられる「撫(な)で石」や「抜苦(ばっく)地蔵」が人気。毎月18日には「津観音縁日にぎわい市」があり、境内や参道に出店が並ぶ。津観音への交通は、津駅前から三重交通バスで「京口立町」下車、徒歩約5分。マイカーは、伊勢道・津ICから5キロ弱。大門駐車場か、だいたて駐車場(午前9時〜午後6時は1時間まで無料)が便利。津観音(電)059(225)4013
イベント大門大通り商店街ええもんが大集合【イベント】 ☆津市物産まつり 16日、津観音の門前にある大門大通り商店街アーケードで午前10時〜午後4時。農林水産物や地酒、銘菓、工芸品など「津のええもん」を一堂に集め、紹介・販売する。体験コーナーやステージショー、振る舞い鍋も。 同日、津観音の境内と観音公園では「津観音縁日祭」(午前10時〜午後9時)を開催。本格的な音楽ステージや飲食が楽しめる(入場無料)。問い合わせは、津市物産振興会事務局(電)059(229)3169。 ☆渚(なぎさ)のフェスティバルふれあいのかおり 17日、香良洲海岸沿いにある香良洲公園で午前9時半〜午後3時。特産品販売やイベントショーが行われるほか、午前9時50分から約30分は自由参加の海岸清掃、同10時半からはアサリ汁の振る舞いなどがある。問い合わせは、津市香良洲総合支所地域振興課。 ☆美杉物産展 20日(毎月第3水曜)、津駅横の「アスト津」1階。丁寧に作られた新茶やコンニャクのファンが多い。お菓子やみそ、漬物も人気だ。問い合わせは、津市観光協会(電)059(246)9020。 PR情報
|