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【大相撲】白鵬一日遅れのお祝い星2015年5月12日 紙面から
◇夏場所<2日日>(11日・両国国技館) 2度目の7連覇を狙う横綱白鵬(30)=宮城野=は連敗を免れ、横綱在位中の勝利数を622勝に伸ばして歴代3位の大鵬に並んだ。休場明けで左膝に不安を抱える遠藤(24)=追手風=は高安に押し出されて2連敗となった。横綱日馬富士は栃ノ心を下手投げで退けて2連勝。大関陣は3人そろって連勝スタート。稀勢の里が小結逸ノ城を、琴奨菊は小結栃煌山を寄り切った。関脇照ノ富士は大砂嵐を寄り切って1勝1敗とした。 3年ぶりに喫した初日黒星が、まるで夢だったかのような完勝。白鵬がもろ差しから万全の寄りで宝富士を圧倒し、連敗を回避してみせた。 黒星を引きずらなかった。「まあ、あれこれないですね。いい相撲が取れてる」。初日から連敗して優勝を飾った例は過去にない。そんな一番を平然と取り切った。 横綱勝利はこれで622勝目。北の湖の670勝、千代の富士の625勝に次ぎ、大鵬と並ぶ史上3位タイ。「まあ、一日遅れながら」と言って笑わせ、「一番一番、1勝1勝がいかに大変かという、その積み重ねということです」と胸を張った。 ご機嫌の横綱。初日は母の日だったが「また一日遅れ。まあ、一日遅れだけでよかった」と、ここでも笑わせ「全国の相撲を愛する母たちに、これからも相撲を愛する母たちに、お祝いしたいね、白星で」と続けた。 一日遅れのお祝いはまだあった。初日は小学2年生の長女・愛美羽(あみう)ちゃんの誕生日だった。 負けて家路についたのだが、愛美羽ちゃんは負けたことに対し「何も言わなかった。気を使われちゃったね、ハハハ」と照れ笑いの横綱。何よりもパパの勝利がうれしい娘に「一日遅れの誕生日プレゼントができた」とホッとした笑みを浮かべた。 史上初となる2度目の7連覇で、自己記録を更新する35回目の優勝を目指す横綱。愛美羽ちゃんのミドルネームは、モンゴル語で「ユンレンツォー」という。日本語に訳すと「長く元気に」。30歳を越えた白鵬。娘の笑顔を力に、再スタートを切る。(岸本隆) PR情報
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