昨日の米沢市の温泉米沢八湯会(佐藤雄二会長)主催の講演会で、米沢藩主・上杉鷹山公がモデルだと言ったら、そのまま山形新聞の見出しになりました。
僕自身、読書好きの母の強い影響を受けているんですが、その母が、この本面白かった、って言ったのが、「小説 上杉鷹山」。十数年前のこと。まだ、青き官僚時代。
九州の小藩からわずか十七歳で名門・上杉家の養子に入り、出羽・米沢の藩主となった治憲(後の鷹山)は、破滅の危機にあった藩政を建て直すべく、直ちに改革に乗り出す。―高邁な理想に燃え、すぐれた実践能力と人を思いやる心で、家臣や領民の信頼を集めていった経世家・上杉鷹山の感動の生涯を描いた長篇。
という本なんですが、強烈な行財政改革の一方で産業振興を図るなど、僕は実務家の側面で読み解きましたが、武雄市長になっても、この本は傍らに置きながら、チーム武雄市役所を組んで、議会と協力しながら、100億円の借金返しと様々な前向きな施策を展開してきました。もちろん、数多い失敗例もあるけど、その中で、鷹山公だったら、どう挽回したのだろうって考えることも少なからずありました。
ストーリーも面白いし、地方創生を考える皆さんはぜひ読んで欲しいなって思います。