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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】広島6連勝 丸&田中で重盗決めた2015年5月11日 紙面から
◇広島7−2阪神広島が6連勝。福井は球威のある球をコーナーに投げ分け、7イニング1失点で2勝目。打線は5試合連続の2桁となる11安打。会沢が先制打に加えて2ランの活躍だった。阪神はメッセンジャーが中盤につかまり、打線も振るわずに3連敗。 ◇ 広島が足で相手に大ダメージを与えた。顔色をなくす虎ナインを尻目に、重盗で生還した三塁走者・田中は、してやったりの表情で三塁側ベンチに駆け戻った。 1−1で迎えた5回だ。1死満塁から丸の二ゴロ併殺崩れの間に1点を勝ち越し、なお2死一、三塁。次打者・ロサリオのカウント1ボール2ストライクからの4球目だった。一塁走者・丸が二盗を仕掛け、藤井の二塁送球と同時に田中が本塁へ突入。際どいタイミングだったが丸は二塁セーフとなり、その間に田中は猛然と、貴重な3点目となるホームへ滑り込んだ。 見事な足攻めで今季初の6連勝で借金は2となり2004年以来11年ぶりの甲子園3連戦3連勝。田中は「三塁手がベースから離れていたし、(二塁送球を)投手がカットするのを注意したら、送球が高かったので思い切って行った。準備はしていた」と声を弾ませ、丸も「年に何回もないプレー。これが監督の目指す野球でもある」と胸を張った。 就任直後から機動力野球を掲げてきた緒方監督。2回には俊足ではない松山が完ぺきにメッセンジャーのモーションを盗んで二盗に成功し、会沢の適時打で生還した。試合後、指揮官は走塁についての言及は避けたが、鮮やかな重盗は何より、上り調子のチームを象徴している。 (山本鋼平) PR情報
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