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【プロ野球】

マエケンきょう先発 91年の9連勝再現へ導く

2015年5月12日 紙面から

キャッチボールの後、グラウンドに捕手を座らせ軽めのピッチングを行う広島・前田=神宮で(開出牧撮影)

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 広島の前田健太投手(27)が、12日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。巨人、阪神を倒して、現在チームは6連勝中。エースは「全部勝つつもりで投げる」と意気込んだ。連勝中はいずれも先発投手に勝ち星がついており、同じようなケースで9連勝となれば、カープが最後に優勝した91年以来24年ぶり。リーグ1位の防御率を誇る投手陣で、吉兆の9連勝へ導く。

 時折笑みを交えながら、入念に汗を流した。6連勝中のチームに漂う充実感と、ほどよい緊張感。敵地での巨人戦登板を前に「流れに乗っていきたい」と力を込めた。今季4度目のG戦登板。エースの宿命を受け止め、マウンドに上がる。

 「カードのアタマとか、3つ目だからいいとかじゃなく、投げる試合は全部勝つつもりでいる。ことしは巨人に投げて勝ってくれというチームの方針もあると思う」

 現在、チーム防御率は2・31でリーグ1位。失点90も同1位で投手陣の安定感が光る。けん引するエースは7試合の登板で3勝2敗、リーグ2位の防御率1・41。続く大瀬良、野村も状態はよく、投打のバランスもかみ合ってきた。相手先発の菅野とは、今季早くも3度目の対戦。1勝1敗で迎える。「楽しみと言えば楽しみ。ここまでいい投手戦ができているので、粘り強く投げたい」。借金は残り2つ。5割復帰も見えてきた。エースの勝利から9連勝へバトンをつなぐ。 (田中政行)

 

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