菅野から本拠地で広島戦「3タテ」返しだ!
2015年5月12日6時0分 スポーツ報知
巨人・菅野智之投手(25)が、6連勝中と好調の広島打線を止め、今季3度目となった相手エース・前田との対決も制する。12日の同カード3連戦初戦(東京D)に中5日で先発するエースは11日、G球場で短距離ダッシュなどで調整。「勢いのあるチームですが、初戦を取ればある程度、そういうものは取り除けるのかなと思います」と闘志を燃やした。
前田との今季2試合はともに1―0のスコアで、1勝1敗。4月9日(マツダ)では8回1失点で敗れたが、「絶対に勝ってやろうと思った」と臨んだ4月22日(宇都宮)では、8回無失点で投げ勝った。対決に注目が集まるが「やることは変わらない。やるべきことをしっかりやる」と平常心を強調した。
12日が今季8試合目の登板で、広島戦は早くも4度目。前回6日(マツダ)は7回11安打4失点で敗れた。一塁・フランシスコの拙守もあったが、東海大相模、東海大の同級生、田中に先頭打者として2本の二塁打を打たれたことが、失点につながった。「前回は広輔(田中)にやられた。先頭打者に長打を食らわないようにしたい」と自らに言い聞かせた。
エースに続くのは、2軍で1軍昇格に飢えていた2人。13日は大竹、14日はマイコラスが先発する。この日、ともに1軍に合流した。大竹は、3回途中4失点でKOされた4月1日の中日戦(ナゴヤD)以来の昇格に、「結果を残すしかない」と気合十分。登板機会がなく登録を抹消されていたマイコラスは中13日。「ベストを尽くすよ」と自信満々に言い切った。
4日から田口、杉内、菅野が先発し、敵地で喫した3連敗は記憶に新しい。新たな先発陣で迎える本拠地での3連戦。「3タテ」返しを食らわせ、1週間前の悪夢を払拭する。(片岡 優帆)