大阪都構想応援Tシャツ対決は、賛成派が“勝利”
2015年5月11日6時0分 スポーツ報知
「大阪都構想」の賛否を問う住民投票まで、あと1週間。連日、賛成・反対派が主張を繰り広げるなか、にわかに注目を集めているのが両陣営の特製Tシャツだ。支持者からの問い合わせで販売を開始したところ、完売するなど思わぬ人気を呼んでいる。
賛成派は、胸の部分に「CHANGE OSAKA!5・17」と書かれたTシャツで、街頭演説では大阪維新の会の橋下代表も着用。大阪維新の会の担当者によると、もともとイメージ戦略として製作したが、街中で「売っていないのか」などの要望があったため、先月中旬から1枚1000円で販売するようになった。
インターネット上では扱わず、大阪市内の党本部が主な販売場所にもかかわらず、800枚が数日で完売。その後、2度の追加発注を経て、5月上旬には1500枚が売り切れる人気ぶりで、担当者は「想定外でした」と驚きを隠せない。
一方、反対派も負けていない。「We Say NO!5・17Osaka」とのキャッチフレーズが入ったTシャツを4月上旬から1000枚発注し、反対派の集会などで販売(1枚1000円)。8日時点で残り20~30枚と、こちらもほぼ完売の状態だ。白1色だけを販売する維新に対し、青・緑・ピンク・水色と種類も豊富な点が特徴で、Tシャツを製作した団体の担当者は「(維新には)財力では負けるけど、連帯感では負けないようにしたい」と闘争心を燃やした。
双方のロゴはTシャツ以外のグッズやビラ、のぼりなどにも使用。激しいアピール合戦は、最終日まで続きそうだ。(種村 亮)