台風6号、13日にかけて大雨と暴風となる恐れ
2015年5月12日11時18分 スポーツ報知
強い台風6号は12日、沖縄県から鹿児島県の奄美付近を進んだ。12日夜には温帯低気圧に変わるとみられるが、13日にかけて非常に強い風が吹く見込みで、気象庁が暴風や大雨に警戒を呼び掛けた。東海や伊豆諸島でも大雨や暴風となる恐れがある。
日本海には前線を伴う別の低気圧もあり、西日本と東日本の太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨になる可能性があるとして、注意を求めている。
気象庁によると、台風6号は速度を上げながら、日本の南の海上を移動。日本海の低気圧には南から暖かく湿った空気が流れ込んでおり、大気の状態が非常に不安定になっている。
12日は、沖縄県宮古島市の下地島空港で未明に風速45・8メートルを観測、鹿児島県肝付町では朝に1時間に48・0ミリの激しい雨となった。
13日午前6時までの24時間予想雨量は、多いところで東海と奄美180ミリ、九州南部と四国、近畿150ミリ、沖縄と関東甲信100ミリ。13日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄35メートル(50メートル)、奄美30メートル(45メートル)、東海と伊豆諸島が25メートル(35メートル)。
台風6号は12日午前9時現在、奄美大島の西南西約90キロを時速65キロで北東へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心から半径80キロ以内で25メートル以上の暴風域、半径190キロ以内で風速15メートル以上の強風域。