ブルージェイズ戦で今季6セーブ目を挙げ、日米通算100セーブを記録したレッドソックス・上原=トロント(ゲッティ=共同)【拡大】
ピンクのスパイクとアンダーシャツを身につけた守護神が、圧巻の投球だ。母の日バージョンの上原が日米通算100セーブを達成した。
「過去に数人しかいないということは誇りにしていい。地味に頑張ってきたことが数字として表れた」
140キロの直球と鋭く落ちるスプリットの2種類で勝負するため、繊細な制球力が命綱。この日もきわどいところを突いて空振り三振と内野ゴロ2つに仕留めた。
巨人で112勝33セーブ、米大リーグで17勝67セーブ。プロ野球での「100勝100セーブ」達成者は江夏豊、山本和行、斉藤明夫、郭源治、大野豊、佐々岡真司の6人。先発として100勝となると3人目。日米で先発100勝を挙げた上で100セーブとなると、斎藤隆は米国での先発がないため、史上初の偉業だ。