- No
- 198
- Date
- 2015.05.12 Tue
どうしてゲームを作ったのか
フリーゲーム製作を始めたきっかけって
人それぞれだなぁと思う今日この頃です
今まで「実況してもらいたくてゲームを作りました」
というお話はした事がありましたが
それ以前の本当のきっかけとなる話は
したことがなかったと思うので
ちょっと、今日はそのお話でも書こうかなと思います
元々ホラーゲームが好きで
ホラゲー実況動画が好きだったのは
他の場所でもお話した事がありましたが
根本的なところはそれで間違いないです。
ゲームを作り始める前の私は、
役者の勉強をしていました。
舞台俳優になるのが夢でした。
主役になりたいというよりは、
舞台と言う世界を構成する一部になりたい、
といつも思っていました。
ある劇団に所属するのが目標でしたが
目標が高すぎて届かず、
友人や知人の劇団に誘われても
馴れ合いで舞台に立つ気にはなれず
チャンスがあっても断るくせに
自分から受けるオーディションにはことごとく落ち
自分がどうしたいのか
迷走している毎日でした。
自分の劇団を持ちたいと
思い始めていたのはこの頃で、
ただ、経済的にも人員的にも
自分の劇団を持つことは
とても難しいと考えていました。
その頃、丁度いつも好きで見ていた実況者さんの動画で
フリーゲーム「Ib」を知り、
素人でもこんな凄いゲームが作れるんだ
ということを知りました。
ふと、自分でゲームを作れたら
楽しいだろうな、と思いました。
私は素人だけど脚本を書いたこともある。
役者の勉強もしていたからボイスも入れられる。
オタクだったから絵も描ける。
何より、簡単にゲームを製作できるツールが
ネット上に揃っていました。
自分の作るゲームの登場人物なら
必ず思ったとおりに演じてくれる。
自分の作るゲームなら、納得のいく脚本に出来る。
自分の作るゲームなら、思ったとおりの演出が出来る。
自分の劇団を作ろう。という想いと、
自分でゲームを作ろう。という想いが
自分の中で重なりました。
だいたいのきっかけはこんな感じです。
以前、ある俳優さんが
「役者に名前は要らない」と言っていたのが
凄く印象的だったのですが、
私も常々そう思っている人間で
舞台の上の世界を愛してもらえたら
私と言う役者も脚本家も演出家も
観客に覚えてもらう必要はないと思っています。
作者がジグルという人間だと言うことは
本当にどうでもよくて、
ベルとお菓子の家というゲームが
氷の世界と言うゲームが面白いのか、
プレイヤーさんがハンスを
春舞と冬舞を好きになってくれるのか、
人殺しの家族を持つことをどう感じるか、
人を殺しても生き続ける意味があるのかを
自分の事のように考えて貰えるか
それが大事だと思っています。
舞台はあくまで娯楽だし、ゲームも同じです。
勉強でもなければ、義務でもありません。
事実ですらない、究極の嘘です。
だって全部作り物なのですから。
でも、舞台を観ている間は、
ゲームをプレイしている間は、
自分はその世界に生きたように感じられる。
これって、凄いことだと思うんです。
そして、娯楽ではあるんだけれど
楽しいだけじゃなくて、
何か心に残るものがあればいいよなぁ……
と、思いながら、いつも作っています。
楽しいだけの舞台も大好きですけどね!
今日は何となく、
こんなお話をしてみました。
いつか、誰かに聴いて欲しいなと思っていた話を
何故今しようと思ったのか
自分でもよく分からないのですが、
なんとなく、書いてみました。
ジグル
人それぞれだなぁと思う今日この頃です
今まで「実況してもらいたくてゲームを作りました」
というお話はした事がありましたが
それ以前の本当のきっかけとなる話は
したことがなかったと思うので
ちょっと、今日はそのお話でも書こうかなと思います
元々ホラーゲームが好きで
ホラゲー実況動画が好きだったのは
他の場所でもお話した事がありましたが
根本的なところはそれで間違いないです。
ゲームを作り始める前の私は、
役者の勉強をしていました。
舞台俳優になるのが夢でした。
主役になりたいというよりは、
舞台と言う世界を構成する一部になりたい、
といつも思っていました。
ある劇団に所属するのが目標でしたが
目標が高すぎて届かず、
友人や知人の劇団に誘われても
馴れ合いで舞台に立つ気にはなれず
チャンスがあっても断るくせに
自分から受けるオーディションにはことごとく落ち
自分がどうしたいのか
迷走している毎日でした。
自分の劇団を持ちたいと
思い始めていたのはこの頃で、
ただ、経済的にも人員的にも
自分の劇団を持つことは
とても難しいと考えていました。
その頃、丁度いつも好きで見ていた実況者さんの動画で
フリーゲーム「Ib」を知り、
素人でもこんな凄いゲームが作れるんだ
ということを知りました。
ふと、自分でゲームを作れたら
楽しいだろうな、と思いました。
私は素人だけど脚本を書いたこともある。
役者の勉強もしていたからボイスも入れられる。
オタクだったから絵も描ける。
何より、簡単にゲームを製作できるツールが
ネット上に揃っていました。
自分の作るゲームの登場人物なら
必ず思ったとおりに演じてくれる。
自分の作るゲームなら、納得のいく脚本に出来る。
自分の作るゲームなら、思ったとおりの演出が出来る。
自分の劇団を作ろう。という想いと、
自分でゲームを作ろう。という想いが
自分の中で重なりました。
だいたいのきっかけはこんな感じです。
以前、ある俳優さんが
「役者に名前は要らない」と言っていたのが
凄く印象的だったのですが、
私も常々そう思っている人間で
舞台の上の世界を愛してもらえたら
私と言う役者も脚本家も演出家も
観客に覚えてもらう必要はないと思っています。
作者がジグルという人間だと言うことは
本当にどうでもよくて、
ベルとお菓子の家というゲームが
氷の世界と言うゲームが面白いのか、
プレイヤーさんがハンスを
春舞と冬舞を好きになってくれるのか、
人殺しの家族を持つことをどう感じるか、
人を殺しても生き続ける意味があるのかを
自分の事のように考えて貰えるか
それが大事だと思っています。
舞台はあくまで娯楽だし、ゲームも同じです。
勉強でもなければ、義務でもありません。
事実ですらない、究極の嘘です。
だって全部作り物なのですから。
でも、舞台を観ている間は、
ゲームをプレイしている間は、
自分はその世界に生きたように感じられる。
これって、凄いことだと思うんです。
そして、娯楽ではあるんだけれど
楽しいだけじゃなくて、
何か心に残るものがあればいいよなぁ……
と、思いながら、いつも作っています。
楽しいだけの舞台も大好きですけどね!
今日は何となく、
こんなお話をしてみました。
いつか、誰かに聴いて欲しいなと思っていた話を
何故今しようと思ったのか
自分でもよく分からないのですが、
なんとなく、書いてみました。
ジグル