東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

沖縄知事 27日から訪米 辺野古反対「生の声」届ける

 沖縄県は十一日、翁長雄志(おながたけし)知事が今月二十七日〜六月五日の日程で米国のワシントンとハワイを訪問すると発表した。米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設に反対する意向を米政府に直接伝えたい考えだ。翁長氏の訪米は昨年十二月の知事就任後、初めて。 

 翁長氏は十一日夕、県庁で記者団に「辺野古には基地は造らせない。米側に(沖縄の)生の声を聞いてもらわないといけない」と訪米の目的を強調した。

 ワシントンでは国務省や国防総省、連邦議会、シンクタンクなどを訪れ、米政府高官や上下両院の軍事委員会に所属する議員と会談できないか模索している。ハワイでは昨年十二月に就任した日系三世のデービッド・イゲ州知事と会談する方向で調整している。

 県は、米軍基地を抱える市町村の首長に同行を呼び掛けており、名護市の稲嶺進市長が意欲を示している。

 翁長氏は訪米に先立つ今月二十日、日本外国特派員協会(東京)で記者会見し、辺野古反対の姿勢を国外に向けても鮮明に示す。

 

この記事を印刷する

PR情報