ビルが立ち並ぶ東京の中心部。
ここに緑の秘境が広がっています。
(太鼓の音)年間1,000万人が訪れる明治神宮の森です。
その広さは境内の9割に及び神が住む神域として立ち入る事が禁じられています。
実はこの森大正時代に人の手によって造られました。
都会の真ん中で100年もの間ほとんど人が立ち入らなかった人工の森。
ここではどんな生き物が育まれているのか。
その実態を調べようと日本を代表する科学者たち総勢146名が集結しました。
今回明治神宮の鎮座100年の事業として特別に森の調査が許可されたのです。
よいしょ。
研究者たちはさまざまな方法で調査を行います。
これはビールと黒砂糖と焼酎とそれをこう混ぜて。
樹液に見立てた餌で虫をおびき寄せようとする昆虫班。
投網を打って魚を狙う水生生物班。
哺乳類班は夜行性の生き物を調べるためセンサーカメラを仕掛けていました。
調査を進めると予想もしなかった生き物が次々と見つかります。
また変なもの出るねここは本当に。
お〜っ!あ〜っ!このキノコは日本で3度目の発見となった貴重な種類です。
こちらは一晩のうちに傘を開き朝明るくなると枯れてしまうヒトヨタケの仲間。
森で見つかったキノコは150種以上に上りました。
更に土の中にも意外な発見が。
これはね普通のそこら辺にいるダンゴムシと違うんですよ。
皇居とか明治神宮とか上等な森にしかいないやつですよ。
日本古来の。
日本で絶滅したと思われていた昆虫や東京ではほとんど見る事ができない生き物まで。
今回の調査で発見された動植物は3,000種に上ります。
この生態系の頂点に君臨する森の王者とも出会えました。
20メートルを超える巨木に巣を作りヒナを育てていました。
そこで目撃した驚きの光景。
体長2メートルもあろうかというアオダイショウがヒナを狙って木の上まで登ってきたのです。
果たしてオオタカはヒナを守る事ができるのか。
更に番組では明治神宮の森の秘密に迫ります。
この森を手がけた3人の天才研究者たち。
彼らは世界でも例がない方法で森づくりに挑みました。
その緻密な計画とはどのようなものなのか。
都会の真ん中でさまざまな生き物を育んできた緑の秘境。
100年に及ぶ物語を解き明かす「NHKスペシャル」は今夜9時からの放送です。
2015/05/02(土) 16:25〜16:30
NHK総合1・神戸
Nスペ5min.「明治神宮 不思議の森〜100年の大実験〜」[字]
多忙な人向けにNHKスペシャルを5分に凝縮。大都会の秘境、明治神宮の森。100年に渡って封印されてきた神の森の全貌が初めて明らかになる。奇妙な生物を続々発見!
詳細情報
番組内容
多くの視聴者から高い評価を得ているNHKスペシャルを多忙な人向けに番組の魅力を5分に凝縮。東京に世にも不思議な森がある。明治神宮の森は、100年がかりで人工的に作られた太古の原生林。今回、封印されてきた神の森の全貌が初めて明らかになる。東京で絶滅したはずの生物、奇妙な粘菌、猛きんまで3000種もの生物の宝庫を特殊撮影を駆使して撮影。世界でも例を見ない大実験、明治の天才が仕掛けた驚きのからくりとは?
ジャンル :
ニュース/報道 – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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